豊かになるために、逆に、自分が貧しいと感じるときのパターンを知る

自分が豊かと感じるか、それとも、貧しいと感じるかは、状況や状態に関係なく、その状況や状態に対する観点で決まります。

豊かさの観点でこの物質的な世界をみると、お金があってもなくても、どんな状況であっても、豊かさを感じます。

逆に、貧しさの観点でこの物質的な世界をみると、お金があってもまだ足りないと思い、どんな状況であっても恵まれていないと感じてしまいます。

本質的にはこの物質的な世界はプラスでもマイナスでもなく無色の状態です。

その無色の物質的な世界に色付けをしているのが自分のものの観方(観点)であるといえます。

自分自身が豊かになっていくためには、この物質的な世界に対する観点を意識的に豊かさの観点に切り替えていく必要があります。

<質問1>

意識的に切り替えていくための第1ステップは、まず自分がどのような状況のときに自動的・反応的に貧しいと感じているかを識別することです。

自分が貧しいなと感じた瞬間を過去を振り返って、思い出せるだけ書いてみましょう。

例:貯金がほとんどなくなったときに貧しいなと感じた。

例:服屋で欲しい服が見つかり、値札を見た時に自分のお金では買えないと思い、そのあと自分は貧乏だなと感じた。

例:空腹になったときに、今の自分には食べ物を買うための余分なお金がないから貧しいなと感じた。

いかがですか?

自分がどんな時に反応的に貧しいと感じているかを把握できましたか?

これから先、貧しいなと感じた時は、その状況や感情や考え方の中に入り込んでしまうのではなく、そこから離れて、次のような質問を自分にすることです。

「これは自分のものの観方が貧しいと感じる観方であるから、このように貧しく感じているだけだ!ちょっと観方を変えてみて、この場面のメリットや良いところや益になるところはどこだろう?」

つまり、意図的にその状況の良い面に焦点を当てるようにすることです。

<質問2>

豊かになるための第2ステップは、自分がどのようなときに豊かさを感じていたのか、そして、どのようなもの観方でそのものを見ていたのかを知ることです。

自分が豊かだなと感じた瞬間を過去を振り返って、思い出せるだけ書いてみましょう。

例:自分が読みたい漫画を読みたいだけ読んでいた時に豊かだと感じた

例:給料日にお金が振り込まれていて、豊かだと感じた

<質問3>

上記<質問2>で自分が豊かだと感じた瞬間の時に、どのような観点でいたのか、どのように考えていたのかを思い出してみてください。

例:自分が漫画を読んでいて豊かさを感じた時、自分のやりたいことは思う存分やってもよいという考え方をして、自分のことを許していた。

例:給料が振り込まれたとき、自分には様々な選択をする豊かさを今持っていると考えていた。

<質問4>

上記<質問3>のような考え方や観点を<質問1>の状況の時にどのように活用できますか?

少し工夫が必要かもしれませんが、自分の過去の貧しさのパターンを切り替えるためにはとても有益です。

例:貯金がなくなったとき、今までは自動的に貧しいと感じていたが、そもそもお金が無い時でしか試してみようとしない選択肢が数多くある。

今までの自分の枠組みを超えるチャンスであり、どんな状況でも様々な選択をする豊かさを自分は持っている。など。

どのような場合でも、今までの貧しさを感じるパターン(過去の惰性)から反応するのではなく、意識的に豊かな方向を選択して、自分から素晴らしい人生を創造していくことが大切だと思います。