あなたの仕事を評価する人にだけ提供することが大切です。
もしあなたが、あなたの仕事を評価しない雇い主のもとで働いているなら、そのことのせいであなたは自分に対する自信を失ってしまいます。
自分の仕事を変える前に、自分は価値があり貴重で、自分のサービスは重要であると信じているかどうかを自分に尋ねてください。
それから、自分が現在の状況にいることから何を学んでいるかを見てください。
いったん自分が学んでいることと、その状況を生み出している自分の信念を理解するなら、自分を養う仕事を見つけることができるでしょうし、さらに現在の雇い主もまた、あなたを敬意をもって扱うようになることに気づくでしょう。
しかし、たとえあなたを尊敬する雇い主がいなくても、あなたには自分を尊敬してくれる多くのお客や人々がいるかもしれません。
自分が人々のために生み出している利益と、望むほど自分の仕事が会社から評価されていないという事実と、どちらが大きいかを見極めてください。
あなたが自分の仕事を提供している人々、すなわち、顧客、お店、個人が自分の生活により高い利益を生み出せるように、何らかの形であなたのサービスを使えることが大切です。
もしあなたが自分に値すると思っている給料を受け取っていなかったり、自分の仕事によって自分は意義ある貢献をしていないと感じているなら、自分の価値と時間を敬い、評価する質を育てることに取り組む必要があるでしょう。
自分のサービスや自分の仕事を評価しない人々に提供することは、自分の評価をますます疑うことになり、自分のエネルギーとそれゆえ豊かさの流れを止めてしまうことがあります。
ある画家は、自分のある友人に肖像画を贈り物として描いてあげることを決心しました。
彼女は、その友人がとても否定的な人で、たいてい不平を言って不幸であることを知っていました。
彼女は、自分がその友人の肖像画を描くことで、その友人に貢献することができると感じていました。
なぜならその友人は自分自身の魅力を否定しており、肖像画を受け取ることでそのセルフイメージが少しでも良くなる助けになると思ったのです。
実際それはとても大変な企てになりました。
なぜなら、彼女は自分の子供たちが寝ている夜しか肖像画を描くことができなかったからです。
しかし、彼女はコツコツと頑張って作品を描き続け、数カ月後に美しい額入りの肖像画を完成させるに至りました。
彼女の友人は、その贈り物をいつもの感謝知らずの態度で受け取りました。
その友人はその肖像画は貧弱だと思い、ついにそれを自分の家に飾ることさえしないと決めたのです。
その友人のまわりのあらゆる人はその絵を愛し、それは本当に彼女の美しさを引き出している素晴らしい肖像画であると意見が一致していたにも関わらずです。
その絵を描いた画家の女性は、数日間も気分がダウンして、自分の芸術活動を続けたいかどうかさえ確信できない状態に陥ってしまいました。
もうろうと過ごした、数か月後、別の友人が電話をしてきて、お金を払うから彼女に肖像画を描いてほしいと依頼してきました。
彼女はほとんどその仕事を断るところでしたが、この友人が自分の仕事をとても気に入ってくれたので、もう一度やってみようと決心しました。
そして、実際に彼女がその肖像画を描くと、その友人はとても喜んでくれたのです。
最初の肖像画を描いたことは、彼女に貴重な教訓を与えました。
なぜなら、彼女は以前自分の仕事の価値を疑っていたからでした。
彼女の否定的な友人は、これらの疑いを表面化してくれ、そこで彼女は意識的にその自分の中にある価値を疑う部分と向き合うことができ、開放することができたのです。
彼女はまた、彼女のライフワークを信じず、彼女の自分に対する敬意を奪う人たちのまわりに自分がいる必要はない、ということを理解し始めたのです。
それから、彼女は自分の仕事を敬い、評価する人たちのためだけに作品を創ることを誓ったのです。
それが彼女の仕事の分岐点でした。
というのは、その新しい決心とともに、彼女はより満足する仕事とより大きな手数料を得始めたからです。
おそらくあなたもサービスを提供して、評価されなかったことがあると思いますが、そのあとしばらく自分が軽視されたように感じたことでしょう。
しかしそういう経験は、あなたが自分の仕事と自分自身を評価するうえで分岐点になったかもしれません。
上記の女性の例にもあるように、自分の仕事を評価し、活用してくれる人たちだけに提供することが大切なのです。
※参照、光の存在オリンとダベンのチャネリング情報『クリエイティング・マネー』サネヤ・ロウマン&デュエン・パッカー著