お金はよいもので、悪いものではありません。
それはエネルギーです。
お金が自分と他の人たちに役立つ肯定的エネルギーかどうかは、その使われ方で決まります。
もし自分のお金に関して最高次元の誠実さから行動するなら、そして自分の最善を尽し、他の人たちを敬い、自分がすることに関心と意識をつぎ込むことで人々の意識を変えたり、彼らに奉仕し貢献したりして、彼らに役立つようにお金を稼ぐなら、あなたは人類と自分自身に貢献しているのです。
自分の高い目的に役立ち、自分と他の人たちに喜びをもたらすようにお金を使うとき、あなたは光のお金を生み出しています。
お金が誠実さと光をもって使われれば使われるほど、それはあらゆる人にとって光の力となります。
本当の豊かさとは、自分のライトワークをするために必要なすべてのもの、すなわち道具、資力、生活環境をもち、喜びと生き生きした感覚に満ちた人生を送ることです。
豊かさとは、他人に印象っけるためだけに営まれる贅沢で魅力的なライフスタイルでもなければ、自分の本当の生き生きした感覚とライフワークを援助しないライフスタイルでもないのです。
スピリチュアリズム(霊的)であることの本質には、本当の豊かさ、すなわち時間、愛、エネルギーを信じることが含まれています。
そして、あなたは手本を示すことで他の人たちに教えることができます。
もしあなたが自分自身の人生に豊かさを感じていないなら、他の人たちが豊かな生活を送るのを助けることは、不可能ではないにしてもむずかしいことでしょう。
あなたは自分が示す手本になるために、やっと生活する次元で生きることも、欠乏を経験する必要もありません。
適切な額のお金をもち、お金が自分の人生でうまく働いているとき、人々はあなたの手本によって豊かさについて学ぶことでしょう。
たいていの争いは欠乏を信じることから生まれます。
欠乏を信じている人もまた、自然からより多くのものを搾り取ろうとして、この地球の資源を浪費します。
もしあなたが地球の平和に貢献したいなら、まず自分にも他の人たちにも豊かさがあると信じることから、始めることができます。
あらゆる人々に豊かさが存在しえるということを社会が信じ始めると、地球を汚染せず、枯渇もさせず、無限のエネルギーと資源を供給する新しい発見がなされ、争いや戦争をする理由がますますなくなっていきます。
この地球ののあらゆる人々にとって、豊かさが存在する可能性が本当にあるのです。
もし人類がすべての人々にとって豊かさがあると信じられるなら、それを創造することができるでしょう。
まず、あらゆる人々がいる豊かさをもつことが可能である、と信じることから始めてください。
お金を持ってもだいじょうぶなのです。
多くの人は、特にまわりを見まわして、他の人たちが貧しく生きることによって学び、成長するのと同じくらい、まったく物質的なことを中心にすることで、学び、成長する人々もいるのです。
貧しいことがより霊的でもなければ、お金持ちであることがよりよいわけでもありません。
お金をもつことはスピリチュアル(霊的)でないのではないかと心配しているなら、たとえ少額でも人生で自分がお金をもっていたときのことを調べてください。
そして、自分がそのお金をどのように使ったかを思い出してください。
おそらくあなたは、お金がないときよりももっと自分のまわりの人々を助けることができたでしょう。
豊かさを感じたとき、
たぶんあなたは気前よく、他の人たちが豊かになることを助けることができると感じたことと思います。
お金について最も明確である人というのは、多くの場合多額のお金を持っている人でもなければ、まったくもっていない人でもなく、自分にとってちょうど適切な額のお金をもっている人です。
ちょうど適切な額のお金をもっている人は、物を所有し過ぎることからくる負担というものを背負うことがありません。
つまり、彼らの所有物は彼らに役立っているのです。
彼らは、自分のライトワークを創造するのに最も使われるべき時間とエネルギーを、物を獲得したり、その管理をしたりするために使ったりしむせん。
もしお金を管理することに多くの時間を使わなければならないなら、あまりにも多くのお金をもち過ぎることは、あなたを道から外してしまう可能性があります。
しかし、十分なお金がないために、やっと生活することに多くの時間とエネルギーが取られるなら、そのこともまたあなたを道から外してしまう可能性があります。
生活するのに十分なお金をもつことが大切です。
なぜなら、もし十分にお金をもっていなかったり、ほとんどの時間を家賃や食べ物のことを心配することに使っているなら、あなたの時間とエネルギーは、あなたがそのために生まれてきた最高の仕事のために活用されることができない
からです。
「お金持ちで」であることを、自分のライトワークを実行するための富を十分にもっていることと考えてください。
あなたは、「十分」と感じるために、おそらく多くの物質的所有物を必要としないと思います。
たとえば、あなたの人生の目的は自然とともに働くことであるかもしれません。
あなたは、丸太小屋に住み、お金をほとんど使わず、それでも自分の目的を実行するために必要なすべての自然の資源をもつこともできます。
その場合、あなたはお金持ちと言えるのです。
重要なことは、自分がそのために生まれてきた仕事をやるための十分なお金をもつことであり、自分がやるために生まれてきた仕事ができないほど多くのお金をもつことではありません。
十分なお金をもつことは、自分のビジョンを行動に移し、自分のまわりのエネルギーをより高い秩序に変換するこおができるのです。
人によっては、自分の人生の目的を達成するのに、多くの物質的物事を必要とする人もいるかもしれませんが、それは、彼らにとって富と力があるように見えるときだけ、彼らの言うことを聞き、彼らを尊敬する人々のグループに、彼ら
は働きかける必要があるかもしれないからです。
物質的所有物はある人々に霊的経験を与え、彼らがこの人生で何を学ぶ必要があるかを教えるかもしれません。
それはちょうどお金をもたないことが、別の人々にとって偉大な教師になる場合ものあるのと同じことです。
人々のなかには、お金をもつことから大きな自由と成長を得る人もいれば、またお金をもたないことからそれを得る人もいます。
人がどれくらいお金を必要とするかはまったく個人的な問題です。
ですから、他人がお金をもっていたり、いなかったりすることで、彼らを批判してはいけません。
人々のなかには、たとえ今現在は自分のお金を人類の幸福のために使う計画がなく、また霊的な道を歩いていないにしても、あとで人類の幸福のために使われる富を蓄積している人もいるのです。
あなたは他のいかなる人の道のより大きな目的も知ることはできません。
大切なことは、その人々がどれだけお金を稼ぐかとかもっているかではなく、彼らが適切な額のお金をもっているか、自分の人生の目的をどれくらい満たし、どの程度人生に満足し、どの程度自分を信じているかによって彼らの成功をはかることです。
※参照、光の存在オリンとダベンのチャネリング情報『クリエイティング・マネー』サネヤ・ロウマン&デュエン・パッカー著