自分自身に与えることを学ぶことは、豊かさの流れを維持するのに重要なことです。
もし自分に与えることができないと、流れを止めてしまうことになり、やがてはあなたもそれを感じることでしょう。
たとえば、ヒーラーがいつも他人に与えてばかりいるのに、自分が育まれていないと感じたり、自分のエネルギーを補充したりするために必要な時間を自分に与えることができないと、自分自身を消耗し尽くしてしまうことがあります。
あなたはエネルギー不足を経験し始め、それから自分自身にとても多くの時間とエネルギーをつぎ込まなければならなくなるかもしれません。
あるいは、エネルギーの次元で仕事をすることによって消耗し、自分がやっていることに熱意を失ってしまうかもしれません。
人々が与えるとき、自分が与えるものを完全に手放さないことがよくあります。
ひもを付けずに、自分の贈り物を与えてください。
もし誰かに贈り物を与えるとしたら、それを手放すことです。
あなたが自分の与えるものに執着するとき、より多くのものが自分の人生に流れて来るのを止めることになります。
たとえば、自分の衣服を人にタダで与えて、自分がまだそれをいかに使えるかを考え続け、それをタダであげなければよかったと思うなら、新しいものが到着するのを止めることになります。
というのは、あなたは本当には古いものを手放していないからです。
与えるときにはいつでも、自分が惜しみなく与えていることを確信してください。
なぜなら、惜しみなく与えれば与えるほど、簡単にお金を引き寄せることになるからです。
自分の仕事がどれだけお金を自分にもたらすかを考えるのではなく、自分が世界に何を与えているかに関心を注ぐとき、お金がやって来ます。
すなわち、自分の最高の仕事をやろうという意欲こそ、あなたが自分の従業員やお客に与える最大の贈り物です。
ですから、協力と愛の精神をもって働いてください。
仕事に手を抜いたり、自分がやっていることを信じなかったり、自分の仕事に抵抗したり、なんとかうまくいく程度にやったりすることよりも、自分の仕事にエネルギーを注ぎ、それに専心しようという意欲の方があなたにより多くのお金をもたらすでしょう。
ある芸術家が、自分を養えるほど十分なお金を自分の芸術作品から稼げるかどうか心配していました。
彼は自分にやって来るあらゆる機会を、それがどれだけのお金がかかるか、またそれがどれだけのお金を自分にもたらすかということで判断しました。
そして、魅力的なように見えながら、十分にお金をもたらしそうにないいくつかの機会を断ったのです。
彼はたえずお金に困っていました。
反対に、友人の芸術家は、素晴らしい芸術家になるためにできるあらゆることをしたのです。
彼はクラスに参加し、自分の内なる衝動と喜びにしたがい、最善を尽くしました。
彼は、自分の活動が自分にもたらすお金に関心を払うより、以下の質問を自分にしました。
「どのようにして私は、自分の作品を見に来る人に最大の奉仕をすることができるだろうか?」
「私は彼らに何を与えることができるだろうか?」
「私はこの機会を活用したいと思っているだろうか?」
「成り得る最高の芸術家になるため、私は何をすることができるだろうか?」と。
次第に彼の作品は有名になり、彼は快適な暮らしをすることができるようになりました。
逆に、人々に奉仕することよりも、お金のことをいつも考えている彼の友人は、ついにはほとんどお金を稼げなくなり、作品が世の中に出ることもなかったのです。
「自分の機会が他人に貢献するかどうか?」
「それらが自分の道に沿っているかどうか?」
「それらが喜びをもたらすかどうか?」
以上のようなことを考えて、自分の機会を評価することです。
あなたは自分の特別な技術と才能を使うことで、そして自分がするあらゆることに最善を尽くすことで、お金を生み出すことができます。
そのため自分の発言と行動のすべてにおいて、自分の能力の最善を尽くして他の人たちに奉仕しようとすることはとても大切なことです。
自分の能力の最善を尽くして他の人たちに奉仕する人は、豊かさと喜びに満ちた人生を送ります。
奉仕とは、自分の身を他の人たちの立場に置き、それが自分のお客であれ、従業員であれ、同僚であれ、友人、あるいはパートナーであれ、自分の最高のものを彼らに与えることです。
あなたが自分の最高の顔を世の中に示し、自分の最高の誠実さの次元から行動するとき、あなたは他の人たちに奉仕していることになるのです。
しかし、人類に貢献するために、死号車や世界的に有名な人になる必要もなく、また偉大な行為を成し遂げる必要もありません。
あなたの仕事が意欲、意識、愛をもって行われるならば、あなたはすべてのなかで最も貴重な貢献をしていることになります。
すなわち、あなたは世界に光を増しているのです。
あるセールスマンがいて、その売り上げが落ちたとき、その理由が彼には理解できませんでした。
彼はまだ自分がやっていることを愛し、自分が打っている商品を信じ、自分のより高い目的を成し遂げているところだと感じていました。
ある日、友人と話しているときに、自分がもはや奉仕し、人々に与えることに専念せず、ただ人々が自分に何を与えることができるかとう観点から、人々のことを考え始めていたことに気づきました。
彼は、人々を自分が奉仕する人たちと見るのではなく、代わりに自分のポケットにお金をもたらす数としてみていたのです。
彼はあまりにお金を儲けることに専念していたので、自分が人々に奉仕するという仕事をしていることを忘れてしまいました。
彼はやり方を変え、売ることができてもできなくても、一人ひとりの人に自分がどのようにして最善を尽くして奉仕できるかに関心を払いました。
そして、自分のお客や彼らが必要としていることを知り、心から彼らを助けるために努力することに時間を費やしました。
彼は惜しみなく自分の愛、時間、エネルギーを与え、その結果彼の売り上げは劇的に伸びたのです。
他の人たちに奉仕することを考えれば考えるほど、あなたの仕事はより大きく満たされるようになります。
すなわち、自分の仕事がどのように他の人たちに光と喜びを与えることができるかに専念するにつれて、それがまた自分に光と喜びをもたらすことがわかるでしょう。
奉仕とは、自分が与える方法を知っている最高のものを与えることです。
またそれは、自分の仕事をするとき、あなたが能率的で思いやり深く、意識的であるということです。
あるいはまた、あなたが喜び、調和、協力の態度をもって自分のまわりの人々といっしょに働くことでもあります。
奉仕は常により大きな繁栄として、何倍にもなってあなたのところへ戻って来るでしょう。
また、あなたが他の人たちに与える最大の贈り物は、自分の人生がうまくいっているという例を見せることでもあります。
※参照、光の存在オリンとダベンのチャネリング情報『クリエイティング・マネー』サネヤ・ロウマン&デュエン・パッカー著