最高の物事が起こることを期待し、ほしいものを創造する自分の能力を信じ、自分がそれをもつに値することを知っているという信頼は、多くの方法で示すことができます。
それは、自分の外側の世界が自分の信じていることと違うことを反映しているように見えるときでも、自分の信じていることを信じ続けることによって示すことができます。
たとえ自分のまわりに豊かさをまだ見ていないときでも、自分の豊かさについて話すことによっても示すことができます。
しかし、ただ信じていて何も行動に起こさないのでは十分ではありません。
自分の内なる導きに耳を傾け、それに基づいて行動すると、引き寄せたかったものを実際に受け取ることにつながっていきます。
自分たちは形と物質の世界に住んでいるので、行動に移し、それによってどのようなことが起こるのか反応を確かめ、そして、結果を実際にみることによって、信頼を育てることができます。
進んでリスクを負うたびに、自分を信頼し、信じる能力を高めることになります。
信頼と希望には違いがあります。
信頼は、自分のほしいものがやってくることを信じ、それを知っているということです。
それに対して希望とは、何かほすることはしますが、本当にそれが来るとは信じていないことことを意味しています。
自分がほしいものに対しては何でもあたかもお金があるかのように行動してください。
あなたは今までで、お金がないと考えて、あらゆるものを手に入れるのを延期したことがどれくらいあったでしょうか?
大体の場合が、それを手に入れた後で、前々からそれを手に入れることができたことに気づくものです。
もしほしいものがあるのであれば、実際に出かけてその実物を見たり、それを得ることにつながると感じること行動に起こしてみましょう。
自分がほしいものを手に入れることは、自分が考えているよりもお金がかからないことが多いのです。
たとえば、友人が自分のほしいものをもっていて、ちょうど買い替えるところに出くわして、それをもらえるかもしれません。
他にも自分が予測できないようなかたちでそれを受け取れるかもしれないのです。
そのためにも、ただ座って考えているだけではなく、何らかの行動を起こすことが大切なのです。
自分がほしいものを手に入れる意欲があることを宇宙に示すために何か行動しましょう。
その行動は、自分のほしいものを直接もたらさないかもしれませんが、行動したことにによって自分の意図はより宇宙に伝わり、結果として、自分のもとにほしいものが引き寄せられることにつながります。
例として、ある女性が、自分の理想のアパートがほしいかったのですが、それを得るための十分なお金を持っていないと考えていました。
後に、その女性はここに書いてある、「現実でほしいものを引き寄せるには、自分がほしいものに対してはあたかもお金があるように行動すること」が重要であることを知り、実際に実践することにしました。
「お金がないからまだ無理だ」とあきらめる代わりに、まるで自分が理想のアパートを手に入れられるお金を持っているかのように、家を見に行きました。
普段からも、自分の理想のアパートを何度もイメージしました。会社から近くて、寝室が一部屋あり、家賃が〇〇くらいで、ペットが飼えて・・・など。
さらに、そのような家を得ることは簡単なことだと自分に言い聞かせました。
実際に彼女はお金を持っていませんでしたが、家を持とうという意志が宇宙に伝わり、理想の状態を現実化するように人や出来事が引き寄せられ始めました。
ある日、彼女はふと散歩したい強い気持ちを感じて、実際に散歩をしたところ、小さなビルの前の階段に座っている女性に出会いました。
そして、なぜだかその女性に対して自分が今アパートを探しているということを言いたい気持ちに駆られ、実際に話しかけてみました。
結果的に、その女性はアパートの家主で、彼女が探しているものとピッタリのアパートを持っていることがわかりました。
しかも、その家主はアパートを貸してお金を得る必要はなく、前の住人が好きではなかったので、適当な人が現れるまで、そこを再び貸さないことを決めていました。
彼女たちはお互いに仲良くなり、最初の家賃と敷金さえも請求せずに、彼女にアパートを提供してくれることになったのです。
ウソのような話ですが、彼女がこのように引き寄せが上手く成功した秘訣は、ほしいものを明確にし、あたかもそれを手に入れているかのように実際の行動に移したことです。
信頼とは、自分の精神世界と物質世界との繋がりです。
それは、ある考えの誕生とそれが実現する間に経過する時間を結びつけます。
夢は精神的な次元では、すでに真実であることを理解することが重要です。
それらは、自分の物質世界に現れる完全な時間をただ待っているだけです。
自分の本質(ハイヤーセルフ)が、適切な時に適切な物事を自分に与えてくれることを信頼しましょう。
そのように信頼して行動すれば、頭で考えたのでは到底実現できないような素晴らしい組み合わせで自分の理想が現実化します。
~~引き寄せの法則:最高の物事が起こることを期待するためのワーク~~
➀信頼の意味について再定義してみましょう。
今まであなたは自分の理想が現実化することに関してそのような信頼をしていましたか?
そして、上記の文章を読んで、自分の理想を現実化することに関してどのように「信頼」できそうですか?
例:今までは自分が思ったことがすぐに起こらないので、自分の考えが現実化することを信頼できないでいた。
しかし、上記の文章を読んで、信頼は自分の精神世界と物質世界をつなげる役目を持っていることや、最高のタイミングで自分の求めたものがやって来ることを知ったので、改めて「自分が思ったことは最高のタイミングでやって来ることを信頼しよう」と思えるようになった。など
➁あなたは今まで自分が欲しいものがあってもそれを手に入れるお金を持っていなかったときどのように考え、振る舞っていましたか?
そして、上記の文章を読んでこれから同じような状況になったときにはどのように考え、行動できそうですか?
例:今まで自分が欲しい車があったとき、それを手に入れるお金を今持っていなかったので、いずれ手に入れられるだろうという漠然とした希望を持つ程度で、実際その車を手に入れるための行動は何もしてこなかった。
しかし、上記の文章を読んで、車を手に入れるだけのお金をすでに持っているように考え振る舞うことが重要であることを知った。だから、これから、車の試乗に行ってみようと思う。など
以上となります。
信頼はあなたの精神世界における真実を物質世界につなげる役割があります。
理想の状況を引き寄せるためには、たとえ今の現状がどのようなものであれ、自分にとっての真実が現実になることを信頼し、あたかも現実であるかのように行動することが非常に重要です。