引き寄せの法則:自分自身に成功を許す⑭ 恐れと直面し開放する方法

自分の出費を支払うお金をどこからもってくるかわからなくなっているとき、あるいは自分の現状を変えるのに役立つ自分の内面からのメッセージを実行することに恐れるとき、自分の恐れと向き合っています。

実は恐れは、思った以上に変えるのが簡単な感情です。

恐れを開放するのに必要なことは、そうしようという自分の意欲と意志だけです。

自分の恐れを開放する一つの方法は、自分が恐れているものを具体的につきとめることです。

もし自分がこれからお金が足りるかどうかを恐れているのであれば、自分の想像力を使って「もし自分が今月自分の出費を支払えなかったら、最悪のことは何だろう?」と尋ねてみてください。

その答えを得て、さらに自分に尋ねてみましょう。

「起こり得る最悪のことは何だろうか?」と。

そのように自分に質問していけば最後に自分の最も深い恐れに出会うことでしょう。

そして、それを認めたとき、それから解放されるのです。

もし起こり得る最悪のことが、仕事を失い、お金がなくなり、飢える可能性であるならば、その恐れと最初に直面しましょう。

自分の恐れをつきとめるとき、それを変えることができます。

いったんその恐れと直面したら、どんな行動が適切かわかり、それから実行することができるのです。

自分の恐れのありのままを直視し、それを実際以上に大きくしないことが大切です。

いったん起こり得る最悪のことがわかったら、おそらくそれを自分が処理でき、また実際それが起こることはほとんどありそうもないということに気づくはずです。

例えば、ある女性が自分の仕事を始めたいと思っていましたが、実際なかなか一歩が踏み出せず躊躇していました。

彼女は上記のように自分の恐れていることを知るために、自分に次のように尋ねました。

「もし私がこのビジネスを始めたら、起こりえる最悪のことは何だろうか?」と。

彼女の答えは「誰も私にお金を払わない。お客さんが誰もいなくて、自分の出費さえも払えなくなること。」というものでした。

そして彼女はさらに自分に尋ね続けました。

「起こり得る最悪のことは何だろうか?」と。

次に出た答えは「もし出費を支払えなければ、私は家を失うだろう。私の子供は食べることができず、私たち全員が飢えてしまうだろう。」というものでした。

さらに彼女は自分に尋ねました。

「もしそのことが起こったら、起こり得る最悪のことは何だろうか?」と。

そして、彼女は「私は最後には死にたいと思うだろう」と考えました。

このようにしていったん彼女が自分の恐れを理解すると、そのまさに最悪のことが起こる見込みはほとんどないことに気づきました。

というのは、彼女の兄弟、姉妹、両親が少なくとも彼女に食べ物を提供してくれることが分かっているからでした。

自分の最悪の恐れを表面化したおかげで、彼女の力が目覚めたように思われました。

上記のように、自分の中の恐れの一つ一つの部分に対して、自分がそのことを上手く乗り切れることを知っている部分があるのです。

今度は上記と同じ状況を考えて、起こりえるまさに最高のことを想像してみましょう。

実は自分のなかにあるあらゆる恐れは、自分がこの人生で発展させている一つの領域を表わしています。

自分の中で恐れを感じているところは、実際には自分がそこに光をもたらし、否定的なエネルギーを肯定的なエネルギーに変えている場所なのです。

恐れは、自分がそれらを意識の光に照らすとき、その力を失います。

恐れが自分の心の表面下に隠れて潜んでいるときにかぎって、それらは、自分の高い道に貢献する物事を行うことを避ける原因となりえるのです。

恐れは得体が知れない状態だと怖いだけで、はっきりしてしまえばそれほどでもないといえます。

自分の内面に直面し、一つ一つの恐れを認めるとき、それを開放する方法へと導かれていくことでしょう。

自分に与えることができる最大の贈り物は、苦しみや苦労の原因となっている人生で繰り返し起こる状況を調べ、その背後にある恐れに光をもたらすことです。

つまり、その恐れの正体をハッキリさればよいのです。

恐れを取り除くことは、自分に大きな贈り物を与え、自分のより大きな可能性を開きます。

実際、恐れが隠して見えなくしているところには、現在の自分と未来の自分の可能性について、多くの新しいイメージ、洞察、発見が隠されています。

もし自分のやりたいことをする十分なお金をもつことを恐れているならば、たぶん世界旅行、すばらしい家、財政的独立についての考えは、自分の意識にのぼらないことでしょう。

自分の恐れを開放することで、自分の可能性や理想をハッキリとみることができるようになります。

いったん恐れを認めたあと、それを開放するもう一つの方法は、恐れを自分の本質(魂)の光に向かってかかげることを自分の内面でイメージ化することです。

今自分が自分の本質(魂)を表わす涼しい青い炎に近づいていると想像してください。

そして、自分の恐れを開放し、明らかにし、癒すことを自分の魂に頼んでください。

自分のためにならないことは何でも開放し、それが自分から出ていくように自分の本質に頼んでください。

自分はただ頼めばよいだけです。そうすれば、自分の本質はすぐに何らかのかたちで自分を導き始め、その恐れを開放するのに役立つ物事へと導いてくれるでしょう。

もし自分の恐れを手放す用意ができていると感じているのであれば、今その解放を求めてください。

そして、自分がほしいものを手に入れるための、新しく創造的な方法に心を開いてください。

人は自分の恐れではなく、それらを経験している自己なのです。

「私は恐れている」という代わりに「恐れの感情が今私を通過し、私は今簡単にそれを手放します」と言ってください。

恐れの感情を感じる自分の部分は、自分の真の姿のほんの一部にしかすぎないということを思い起こしてください。

感情が自分自身ではなく、感情を感じて経験しているのがより本質的な自分です。

自分の本質があることを認め、そして、おびえている幼い子供に対するように、自分の恐れている思考に愛を送りましょう。

その恐れが自分のためのメッセージをもっていないか、あるいは自分に関心を払ってほしいと思っていることが何かないか、その恐れに尋ねてみるのもよいでしょう。

いったん自分の恐れを愛し、それを開放すると、前進し、自分の権利である豊かさをもっとずっと早く引き寄せることができます。

~~引き寄せの法則:恐れと直面し開放する方法~~

➀自分が今引き寄せたいと思っていることをいくつか挙げてください。(人間関係、ライフワーク、お金などの領域)

例:自分は今、理想とするライフワークで独立し、お金の面でも精神的にもより豊かな状態を引き寄せたい。

➁上記➀のリストの中で、A・自分が何らかの恐れを感じるものがありますか?それが実現することや行動に移すことなどに関してなど。

あわせて、B・今現在自分が経験している何かで自分が恐れているものがありますか?もしあるのであればA・Bをリストにしてみましょう。あまりリストにしたくないかもしれませんが(笑)

例:A・ライフワークで独立するために始めに自分の商品を売り出す必要があるがそれがあまり上手くいかないことやクレームを呼ぶことを恐れている。

例:B・今の職場で上司から何か自分が間違っていることを指摘させるのを恐れている。

➂上記➁の恐れのリストをつくったら、まずその恐れを開放する意欲と意志を持ちます。

そして、実際恐れの感情を変化させるのは簡単であることも思い出します。

それから、自分が恐れているものを具体的につきとめるため以下のように恐れ一つ一つに関して自分に質問していきます。

「もし〇〇(上記➁の恐れの一つ)が実際に起こったら、どのような最悪のことになるだろう?」

自分の中に浮かんだ答えに対して、さらに「起こり得る最悪のことは何だろうか?」と繰り返し質問し続け、一番奥深いところまで自分の感覚で進んでいきます。(上記文章の女性の例を参照)

恐れの一番根底的な部分をあきらかにしたら、それをありのままみてください。それは起こり得そうですか?様々な角度から考えてみてください。

おそらく起こり得ないことを実感し、ほっとするでしょう。恐れは得体が知れない状態だと怖いだけで、はっきりしてしまえばそれほどでもないことがわかるとおもいます。

➃恐れが隠して見えなくしているところには、現在の自分と未来の自分の可能性について、多くの新しいイメージ、洞察、発見が隠されています。

上記のように恐れを開放したら、その領域の本当の理想を描いてみましょう。

➄いったん恐れを認めたあと、それを開放するもう一つの方法は、恐れを自分の本質(魂)の光に向かってかかげることを自分の内面でイメージ化することです。

今自分が自分の本質(魂)を表わす涼しい青い炎に近づいていると想像してください。

そして、自分の恐れを開放し、明らかにし、癒すことを自分の魂に頼んでください。

自分のためにならないことは何でも開放し、それが自分から出ていくように自分の本質に頼んでみましょう。

自分はただ頼めばよいだけです。そうすれば、自分の本質はすぐに何らかのかたちで自分を導き始め、その恐れを開放するのに役立つ物事へと導いてくれるなんらかのメッセージがきます。

そのメッセージにしたがってみて、何が起こるか感じてみましょう。

そして、恐れが解放されたあとは、自分がほしいものを手に入れるための新しく創造的な方法に心を開くイメージをして、そのメッセージや洞察を受け取り、何らかの行動に移しましょう。

➅(特に否定的な)感情を経験しているとき、普段のあなたはその感情との関係をどのように考えていますか?

例えば、「私は恐れている」や「私は怒っている」など、自分と感情を同一視していませんか?

もし感情と自分を同一視しているのであれば、恐れの感情を感じる自分の部分は、自分の真の姿のほんの一部にしかすぎないということを思い起こしてください。

そして、「私は〇〇(感情)である」という代わりに、「〇〇の感情が今私を通過し、私は今簡単にそれを手放します」と言ってください。

それから、、その感情に対して、おびえている子供と接するように、愛や理解を送ることをイメージしてみましょう。

何らかの変化を感じると思います。

そのあと、必要であると感じるのであれば、その感情が自分のために何かメッセージを持っているかどうかや、あるいは関心を払ってほしいと思っていることが何かないかを尋ねてみましょう。

以上となります。

感情は本質的には愛か恐怖の2種類しかありません。それらの状態によって様々な呼ばれ方をしているだけです。

そして、自分らしく豊かになるのを妨げている恐れの感情は、簡単に変えることができるのです。