何かに対して自分が重苦しさ、抵抗、あるいは続けたくない気持ちを感じるときはいつでも、それは自分の最高の道にしたがっていないという合図です。
自分の本質(ハイヤーセルフ)は、自分の高い道に従っているときは、自分を楽しい気分にし、そうでないときはあなたに抵抗感と重苦しさを与えることで、あなたに話しかけます。
もし「するべきことリスト」にしたがって、自分に物事ややることを強制するならば、あなたは自分の深い存在の部分を聴いていないのです。
自分の本質はめったに、「あなたはこれやあれをしなければならない」とは言いません。
自分の本質は、「これは楽しくありませんか?これはあなたに大きな喜びをもたらしませんか?あなたはこれをもっとやりたくありませんか?」と言います。
自分がある行動をとることに抵抗し、あとでその行動が不必要か不適切であったことがわかった経験があると思います。
例えばやるべき計画があったのに、それに取り組むことに抵抗を覚えたときに、その感覚を大切にして一度その計画を行動に移すのを止めたとします。
それで、自分の内なる導きと喜びの感覚にしたがって、何か別のことに取り組んでみると、後になって、抵抗を覚えた計画が不要になるような状況に変化したことを知るかもしれません。
もし、抵抗感を覚えた時に、その感覚を無視して、強制的にそのことを実行していたら、結局はすべてが無駄になっていたかもしれません。
自分にいつも「やるべきだ」といっているすべての活動を一時的に脇に置いて、何をやりたいのかを自分に尋ねることはよいことです。
自分の内なる導きと楽しい気持ちにしたがうことで、不必要なことを省くことができます。
抵抗の中には自分で自分のことをジャマしている場合もあります。
自分が今持っている以上を持つ価値がないと感じることから生まれていることがほとんどです。
あることが自分のためになると知っているのに、それに抵抗しているのならば、それは自分の価値をもっと敬ことから始める必要があるサインかもしれません。
どんな小さなことでもよいので自分のことを大切にしたり敬うようなことを始めてみましょう。
つまり、自分のためにしたいと思っていることで、本当に自分を育む贅沢な何かを考えてみてください。
例えば、お風呂につかったり、毎日ゆっくりする時間を30分取るような簡単なことでもよいです。
自分の育む活動に時間をとることは、潜在意識に自分は目標を達成するに値する人間であるというメッセージを与えます。
自分のことを少しずつでも敬うことができるようになれば、内なる導きにしたがうことがより簡単になっていき、より大きなものを引き寄せることができるようになっていきます。
多くの場合、自分の本質は内なる導きを通して「私は一日中働きたい。自分がたくさんのことを達成するのはとても気持ちの良いことだ」ということがあるかもしれません。
このように、自分の本質は瞬間的な満足を得られるように導くよりも、長期的な内なる満足感や達成感に導くことが多くあります。
自分の本質は多くの異なった方法で話しかけてきますが、自分がやっていることを素晴らしく思う気持ちと自己愛を通じていつも話しかけてきます。
もし自分に何かを強制させていたり、義務感から仕事をやっているのであれば、それは自分の内なる導きに耳を傾けていない状態です。
もし、自分がやりたくない多くの物事を自分に強制しないといけない仕事に就いているならば、いちど高い視野から自分の今の立ち位置を観察してみましょう。
なぜ、自分は楽しいことをやることを許さないような仕事に就いているのでしょうか?
同じように、自分の仕事のある部分が嫌いであると感じるときも、同じように高い視野からその物事を観察してみると良いです。
自分の否定的な感情に注意を払いましょう。
その感情は、状況をどのようによりよく変えることができるかについて、自分に向けたメッセージを持っています。
つまり何かを行っているときに経験する否定的な感情は、その物事に対してもっとより良いやり方やより良い関係の取り方があるということを知らせてくれているということです。
いつもの自分の視野からではなく、より高い視野から物事をながめてみると、それらをやるより良い方法を見つけることができます。
楽しくない活動に長時間従事することは、自分を敬わないことです。
もしかしたら、楽しいことをやれば、お金を稼ぐために自分に強制しているあらゆる仕事が、もはや不必要であることに気づくかもしれません。
また、好きでない仕事をするより、好きな物事をやるほうが、結局より多くのお金が稼げることを発見するでしょう。
何より、物事を自分の直観や高いビジョンのもとで行い、楽しく感じれば感じるほど、より早く簡単に自分が引き寄せたいものを得ることができます。
もちろんそのことによって課題がなくなるということではありません。課題はあなたをより高みに導くために大切なものになりえるからです。
しかし、課題に対する取り組み方によっては喜びを感じながら、乗り越えることも可能なのです。
自分の喜び、楽しみ、自己愛の気持ちにしたがうにつれて、自分の引き寄せたいことは実現していくのです。
※この文章は『クリエイティング・マネー』 サネヤ・ロウマン&デュエン・パッカー著の第二部5章を参考に書かせていただきました。
~引き寄せの法則をさらに活用するためのワーク~
➀何かをやっているときに重苦しさ、抵抗、あるいは続けたくない気持ちを感じた時いつものあなたならどのようにしていますか?
例:抵抗感があっても無視して強引にやり続けている。など、
➁もしこれから先、何かをやることに対する抵抗が起こったとき、上記の記事の内容を参考にすると、今後はどのようにすることができますか?
例:抵抗があるときはいったん立ち止まって、もっと楽しくなるようなやり方を考え出してみる。など
➂あなたの仕事に関して否定的な感情が起こる部分はありますか?
もしある場合は、それを書き出してください。
例:新規開拓の訪問営業をするのがどうしても嫌な感じがする。など
➃否定的な感情は、その物事に対してもっと良いやり方や関わり方があるという合図とも取れます。
否定的な感情がおこる物事に対して、高い視野からみて、もっと良いやり方や取り組み方はありませんか?
どのようにすればもっと楽しく、喜びながらその物事と関われるでしょうか?
上記の➀でリストにしたそれぞれについて何か思いつくことがあれば書いてみてください。
例:新規開拓の訪問営業に関して、自分が後に独立するための営業の練習としていろいろ試してみる機会にし、いろんな本に書いてある良い方法を実践してみるようにする。
(そのように考え、実際に行動すると、とても楽しくなってきた。)など
以上となります。