214.自分らしく豊かになる方法についてお伝えいたします。
まず自分らしさとは、自分の経験する現実世界として現れ出るものです。
といいますのも、自分の経験するこの現実世界の出来事は、すべて自分の内面が創り出しているからです。(自分の内面が現実を引き寄せます。)
つまり、仕事も、お金も、人間関係も、プライベートでの経験もすべて、自分の内面が引き寄せているといえます。
そのような観点で見ますと、全ての人は自分らしい経験をすでに毎日送っているということになります。
ただ、それが自分の理想と一致しているかどうかは別ですが、自分らしいユニークな経験を常にしていることは事実と言えるでしょう。
自分らしく豊かになるためは、この自分が今や今まで経験してきたことを大切にし、その経験をもとに自分が本当はどのようになりたいのかに意識を向けることが大切です。
215.目に見えない世界では、自分がある出来事を経験した時に、本当の自分はどうしたいのかという願望(オーダー)が発生します。
これを引き寄せの法則では願望のロケットと言っています。
これは意識していなくも、自動的に打ち上げられます。
そして、その願望のロケット(自分が本当はどうなりたいのか?という願望)が打ち上げられるとすぐに五次元の世界でその願望が創造されます。
つまるところ、自分が何かを経験するたびに、自分の理想が五次元の世界で創造され続けるということです。
ただ、その五次元の世界で創造された自分の理想をこの地球上(三次元)の世界で経験するためには、その理想と現在の自分の波動が一致した状態にならなければいけません。
つまり、求めているものと今の状態の波動が一致してはじめて引き寄せが起こるということです。
自分らしく豊かになる方法が今回の題材なのですが、実はすでに自分らしい豊かさはそれぞれの人が五次元の世界ですでに創造されています。
そこには自分が今まで経験してきたことをもとにした自分の理想がすべて詰まっています。
後はそれを引き寄せるために今の自分がその状態に同調すればよいのです。
216.では、どのようにすれば五次元の世界の理想の状態と同調できるのかと言いますと、それは自分の思考や信念(信じていること)でその理想が引き寄せられるのに抵抗しているものを手放すことです。
つまり、自分がその理想が現実のものにならないと思っている理由をどんどん手放していけばよいのです。
例えば、「毎月30万円の収入を自分が好きな仕事をして得ている」という理想が五次元で創造されているけど、まだこの三次元の世界で引き寄せが起こっていない場合、その理想が現実のものにならないと抵抗している自分の考えを見つけます。
その抵抗は「自分らしい仕事をまだスタートさせていないから現実化しなくて当然だ」とか「まだ自分が行動に移していないから収入がなくて当然だ」というものかもしれません。
一度、このような理想を引き寄せるのに抵抗する考えを見つけたら、それらを意識的に考え直して、この考え方なら理想の状態に近づくというものに調整していきます。
「すでに五次元の世界では自分の理想は創造されている。だから後は、自分がそれを受け取れる状態になればよいだけだ。まず、自分ができる簡単なことを始めればどんどんその理想は近づいてくる」
「このように何か動こうと考えているだけでもどんどん現実の世界に自分の夢見る状態が引き寄せられている。それは、予期せぬ形で顕現するかもしれない」など。
ある意味では自分の都合のよいように考えていくことが大切です。
自分のなかで「そのように考えればほっとする」というような考えかたを選んでいくことがコツです。
217.このようにして、プライベート、仕事、人間関係、恋愛など自分が理想の状態を引き寄せるのに抵抗している思考を手放して、切り替えていくことで、どんどん自分らしい豊かさが現実の世界に引き寄せられきます。
自分らしく豊かになるためには、すでに自分らしい豊かさが創造されている五次元の世界とただ同調すればよいだけなんですね。
上記のように意識的に抵抗している思考を切り替えることで自分らしい豊かさを最高のタイミングでこの三次元の世界に引き寄せることができるようになります。
(最高のタイミングとは、自分に一番ピッタリのものが一番良いときにやって来るという意味です。)
218.自分が理想の人生を引き寄せられない唯一の理由は、その理想を現実に引き寄せることに関する抵抗を思考のレベルで持っているということです。
自分の豊かさに抵抗している考え方や、最高の理想に貢献しないような考え方を手放せば手放すほど、どんどん人生に豊かさが引き寄せられてきます。
以下のものであなたが最高の豊かさに抵抗している考え方をリストにしてみましょう。
・自分の肉体に関して
・自分の私生活に関して
・お金に関して
・パートナーシップや恋愛に関して
・仕事に関して
・人間関係に関して
・家族関係に関して
・(ちょっと大きな話になりますが)地球環境に関して
など、自分が豊かさを引き寄せたい領域を自由に選んだり、追加していただいても結構です。
219.抵抗している考え方をリストにしたら、その考え方に矢印をつけて、どんどん自分がその領域で豊かさを受け取って良い思考に切り替えていきましょう。
ほっとするような考え方まで行きつくことがコツです。
例:お金に関して、今は時給の仕事をしているため自分が自由に程のお金を得ることは難しい⇒自分がやりたいと思っている仕事を少しずつでも始めてみればそれがもしかしたら収入をもたらすかもしれない⇒自分がやりたいと思っていることがすでにあるから、それを実行すればきっと金銭的な豊かさももたらされるに違いない(ほっとしてきた)
例:仕事に関して、自分は独立して豊かに仕事をしたいと思っているが実際には、どんな仕事にするのかもあまりはっきりしていないので現実化するのは難しいと感じている⇒とりあえずやりたい仕事の小さなアイデアはあるのでそれをやり始めてみよう⇒小さなことが実はとてつもない影響力を持っているかもしれない。もしかしたら自分の理想はすぐそこにあるかもしれないし、どんどんやりたいと思えるアイデアを行動に移せば、理想の仕事状況が引き寄せられるに違いない(ほっとしてきた)
上記の例のように、現状の抵抗を書いたら、それをどんどん自分が最高のものを受け取ることに貢献するような考え方に切り替えていくことが重要です。
抵抗している考え方を持っている状態でどれだけ行動しても、良い結果を引き寄せることはできません。
今現在、本心で考えていることが現実化するので、抵抗している考え方の内容が現実に引き寄せられるだけです。
逆を言えば、豊かさに貢献しないような考え方を自分の中から無くして、自分の最高の豊かさに貢献するような考え方に切り替えれば、どんどん豊かさを引き寄せられるということです。
220.引き寄せの法則にも書いてありますが、行動は「受け取るための行為」です。
勘違いをしやすいのですが、行動によって結果を創り出すのではありません。
自分の思考が結果を創り出し、行動によってそれを受け取りに行っているのです。
五次元の世界で創造されたものを三次元の世界で受け取るために「行動」しています。
思考が物事を創造し、行動によって受け取りに行くのがこの世界の本質であり、自分の最高の人生を生きるためにはまず創造の部分、つまり考え方を豊かさに貢献するものに切り替えることが何よりも重要です。
221.自分が豊かさを引き寄せる法則についてますます意識的になるにつれて、お金が海の波のように流れ込み、また流れ出ることに気づくでしょう。
潮が満ちているときと引いているときを経験するでしょうが、それはこの宇宙はエネルギーからできていて、そのエネルギーは波のように、また円のように動くからです。それは自然なサイクルです。
お金や仕事でもよく入ってくるときと、そうでないときもありますが、大切なのは自然なお金の引き潮を満ち潮に感情的に一喜一憂しないことです。
逆に、これらの自然のサイクルを、さらに自分の繁栄を築くように使ってください。
222.経験する可能性のある四つの基本的なお金の流れがあります。
➀平静状態-入ってくるお金と出ていくお金が同じ量のとき
➁満潮状態-出ていくお金より入って来るお金のほうがずっと多いとき
➂干潮状態-入って来るお金より出ていくお金のほうがずっと多いとき
➃不活発な状態-お金が何も流れないとき
お金は自分と外部世界の間のエネルギーの交換を表わしています。
それは、自分から出ていくエネルギーと、自分のところに入って来るエネルギーを表わしているのです。
223.もしお金の状態が上記の➀平静状態や➃不活発な状態であるときは、自分自身のエネルギーのどこが動いてないかを見てください。
自分自身とお金の両方のエネルギーが動くことが必要です。
224.人生により多くのエネルギーを開放することで、人生により多くのお金を生み出すことができます。
お金に関する障害は、肉体、感情、人間関係というような場所で、エネルギーが流れていないことによって引き起こされている可能性があります。
もし自分がお金に関して➀平静状態や➃不活発な状態にいて、そのエネルギーに動き始めてほしいと思うのであれば、自分の生活をしばらく観察して、自分の本質(ハイヤーセルフ)に自分のエネルギーのどこが、もっと流れる必要がるかを尋ねてください。
225.ときに流れの不足は体の中にある可能性があります。
もし自分の体が自分が望むほど健康的でもエネルギッシュでもないならば、、まず自分の内なる衝動に触れることで、より多くのエネルギーを持ち始めることができます。
実は自分の体は、望んでいることをいつも自分に伝えようとしてます。
自分の体からどんなささやきを受け取っていますか?
もしかしたら体は、もっと休んで、自然の中へもっと出かけたり、もっと運動し、あるいは食事を変えてほしいといっていかもしれません。
自分の内なる衝動にしたがうことが大切です。
そうすれば、肉体的なエネルギーと健康をもっと手に入れるでしょう。
体のなかにもっと流れを生み出すにつれて、そのおかげで、お金が自分の人生に流れてくるようになります。
自分の体について考える時間をとりましょう。
自分の食事を変えるとか、もっと運動するとか、マッサージをしもらうとか、外を散歩するかというようなことで、自分の内なる衝動にしたがっていないことはありませんか?
体を開放する助けになることで、今日実行できる簡単なことは何でしょうか?それを気軽に実行してみましょう。
226.感情的に障害があることで流れが止まっている場合もあります。
もしかしたら誰かに怒こっていたり、表現される必要がある感情を抑圧していたりするかもしれません。
より高く上る意欲をもち、思いやりをもって真実を話すことによって、感情的な障害を開放することができます。
また、自分の内なる衝動にしたがうことも大切です。
自分の感情に耳を傾け、それを尊重し、そしてそれにしたがって行動してみてください。
ずっと止まって来た流れが、簡単なことを始めることで大きく動き始めることがあります。
227.自分の人間関係を振り返ってみて、与えることと受け取ることが同じでないところや、多くのエネルギーを使っているのに、ほとんど見返りがないところがありませんか?
あなたは他の人たちに愛を送っていますか?愛されていると感じますか?あなたのハートは開いていますか?閉じていますか?
自分の中で障害があると感じる場所を観察するとき、つぎのように尋ねることができます。
「この場所にもっと流れを生み出すために、私はどんな具体的な行動がとれるだろうか?」
流れを生み出すためには、大きな行動である必要はなく、言おうと思っていたことを友人に言うといった簡単なことかもしれません。
誰かとの間のエネルギーを開くために、次の週の間にあなたが実行できる小さな手段は何ですか?
それは、電話をかけるとか、誰かに対する自分の態度を変えるとか、誰かにテレパシーで自分がその人をありのままに受け入れいてるということを伝えるといった簡単なことかもしれないのです。
228.自分が幸せを感じない一つの領域が、自分の人生の他の領域にも影響を与えている場合があります。
自分のエネルギーに意識をむけ、気づけば気づくほど、自分の人生で上手くいっていない領域を隠しておくことができなくなります。
しかし、自分が求めている豊かさ、ワクワクした感覚、成長を経験するためには、人生のあらゆる領域がうまくいくように、できるだけのことをやることが必要なのです。
229.お金が流れていないとき、それは、長い間やりたかった新しい活動を始める時期ということもあります。
今すぐできることで、自分に喜びやワクワク、エネルギーを与える物事を見て、それらをやり始めてみましょう。
そうするとき、自分のエネルギーを動かし始め、お金の流れを生み出すことになるのです。
230.どのような人も、出ていくよりも多くのお金が入って来る流れを望んでいます。
そのような機会を増やすためには、自分の人生で、出ていくよりも入って来るお金が多い日を、一日でも経験したことを認めることが重要です。
自分が意識を向けたものが引き寄せられるのが引き寄せの法則の本質です。
意識して自分の生活を振り返ってみると、ほとんどの人は一カ月に一回は給料日に、出ていくよりも入って来るお金が多い日を体験しています。
まず、そのような日が自分にあることを認めましょう。認めれば認めるほど出ていくよりも入って来るお金が多い経験が増えていきます。
他には、毎日の仕事を時給換算し、出ていくお金よりも入って来るお金が多い日があれば、実際にそれが手元に今すぐ来なくても、来る予定があるということでそれを祝福するのもよいです。
このようにしていった結果、もしたえず余分なお金が入って来るレベルに到達したら、自分をお祝いしてください。
それは、自分が豊かさをマスターしたレベルに到達した証です。時間をとって、自分が成し遂げたことを感謝し、認めてください。
231.出ていくよりも多くのお金が入って来るレベルの課題の一つは、自分の増えた収入よりも支出をずっと低く抑えることです。
そうすれば、後に大きな出費をしたときでも、まだ支払いをすることができるようになるからです。
完全にお金の流れを創り出せるようになるまでは、余分なお金を蓄えておくことは大切です。
どの程度の豊かさのレベルにいたとしても、自分が持っているよりも多く使い、自分を一文なしに感じ続けることは簡単です。
大きなお金を手にした人は、出費を急激に増やすことで、のちの請求額を払えなくなる場合もあります。
お金の面で豊かさを継続的に維持している人は、稼ぐよりも使うことが少ないことが共通しています。
これは当たり前のことですが非常に重要なことです。
232.、出ていくよりも多くのお金が入って来るとき、期待しているよりも多くのお金を手に入れているとき、もっと多くを求めることも課題となります。
もし「これでもうたくさんだ。もしこれが続いたら、私はこの仕事をさばききれないだろう・・・」と考えるのであれば、自分が思っている以上に豊かさの引き寄せに対してきつくブレーキをかけてしまう可能性があります。
自分に仕事、お金、チャンスなどがたくさん来ているとき、ブレーキをかけないでください。
そして、もっと多くを求めるように、自分に挑戦しましょう。
無限の思考をはたらかせ、自分が何をもてるのかについて想像を拡大しましょう。
233.自分が上昇のサイクルにいるとき、さらにもっと多くに心を開き続けることが大切です。
より多くの物事が来るにつれて、それに対処するため、自分の今までの仕組みを改善させることが必要です。
仕組みを改善していけば、人を雇ったり、自分がすることを変えたり、より多くの人と関われるようになるでしょう。
もっと成長し、もっと多くの人々と関わり、自分の仕事をより大きな形で世の中に出し、より多くの責任、力、豊かさを受け入れるように求めましょう。
そのようにしていけば、ますます大きな豊かさが引き寄せられてきます。
234.今、入って来るお金より出ていくお金が多い状態を経験しているとしても、あわてないでください。
自身を失ったり、どこかで自分が失敗したなどと思わないでください。
このような状態の時の課題とは、自分の将来の繁栄を信じることです。
この地球のあらゆることにはサイクルがあり、全ての局面は一時的です。
あらゆる引き潮に対して、それに続く満ち潮があります。
たとえ、収入が短期的長期的に落ち込んだとしても、覚えておいてほしいことは、それは一時的であるということです。
ただ、この経験から自分が学んでいることに焦点を合わせてください。
235.実際どのような会社でも売り上げのより時期とわるい時期があります。
しかし、実現の技術や引き寄せの法則を活用するレベルが高くなるにつれて、必要なときに必要なものを自分に引き寄せることができるようになり、上記のような自然のサイクルに影響されることがますます少なくなっていくでしょう。
236.もし、入って来るお金よりも出ていくお金が多い時期を経験しているのであれば、それを活用して、自分の人生におけるお金についてさらにもっと明確にしてください。
自分の求めているものを引き寄せる作業を行い、自分に次のように問い続けてください。
「この状況からどんな利益が得られるだろうか?」と。
流れに変化があるときは、いつも高い理由があります。
このサイクルの時は、いつもより多くの自由時間ができるので、それを活用して、自分が長い間やりたかったことを始めてください。
新しい知識を獲得する、更なる理想について考える、のんびりする、映画を観るなどです。
もしかしたら、自分の仕事の今後の可能性を眺め、現れてくる新しい考えを探求することが必要かもしれません。
237.どのような困難な状況であっても、抜け出す道はいくつもあります。
自分の心のなかには、探求されたり試されるのを待っているアイデアがたくさんあります。
自分の夢とヴィジョンだけでなく、自分のやりたい物事があなたを導くささやきに注意を払ってください。
238.入って来るお金より出ていくお金が多い時期に、自分が受け取っている贈り物に感謝できればできるほど、ますます早くその状況が改善されます。
請求書や出ていくお金ではなく、自分が持っている豊かさに焦点を当ててください。
忍耐、信頼、愛など、自分がこの困難に感じる時期に育てている新しい質を見るのもよいでしょう。
239.実際、一見マイナスなことを経験しているとき、目に見えない世界では意識的であれば無意識的であれ、自分が本当はどうありたいのかという願望が宇宙に打ち上げられています。
引き寄せの法則ではこれを願望のロケットと呼んでいます。
そして打ち上げられた願望のロケットは、即座に自分の本質の世界に創造されます。
つまり、ネガティブな経験をしているときにでも、常に自分の本質の世界では自分の理想がどんどん創造されているということです。
逆にマイナスの経験をしているときの方が、自分が本当はどういうものを求めているのかがハッキリとするため、理想の世界がよりクッキリと創造されるといってもよいでしょう。
過去を振り返ってみるとき、困難な時期を抜け出た後には、自分の理想の状態が現実に引き寄せられていることが多くあります。
これは困難な時期に自分の理想の状態を願望のロケットとして打ち上げた結果ともいえます。
ですので困難な時期にいるときは、「今この状況が自分の理想の未来をより明確に創造する助けになっている!あとは、この困難に意識の焦点を当てるのではなく、その理想に焦点を当てるようにしよう!」と心掛けると良いでしょう。
240.たいていのビジネスでは、お金を儲ける前にまずお金を使うことが必要な時期があります。
そのため、自分が将来の繁栄をもたらす物事にお金を使っているならば、このことを将来お金を稼ぐ自分の能力に対する信頼の表現としてみましょう。
ただし、自分が何を必要として、どれだけ将来の収入が期待できるかを評価するときは、自分に正直である必要があります。
自分の技術、知識、そして市場を見極め、それにしたがって自分の決定を下すことが重要です。
つまり、本心ではこのままだと具体的な結果は見込めないかもしれないと思いつつ、自分の理想や目に見えない部分が何とかしてくれるだろうと思うのではなく、たえず自分が何を引き寄せたいのかを明確にして、そこに焦点を当てつづける必要があります。
あくまで自分の人生は自分の意志で創造するものです。
自分以外の何かが代わりに引き寄せる対象を明確にしてくれるという期待がもしあるのであれば、それはキャンセルして、改めて、自分が何を引き寄せたいのかを明確にしましょう。
そして、その後こそ、その願いを宇宙に委ね、あとは上手に受け取るようになれば良いのです。
241.もし借金をすることを考えているのであれば、最初に自分の内なる導きを確かめ、それが適切かどうかを自分に尋ねてください。
大きな前進をするために借金をすることは、借りた以上のお金を自分のところにもたらす可能性があります。
しかし、毎月の出費を支払うために借金を抱えることは、自分の財政計画に基本的な問題があることを示しているかもしれません。
毎月の家賃のためにお金を借りることはできますが、家賃はまた次の月にも必ず来ます。
通常、毎月の基本的出費のためにお金を生み出すためには、借りる以外の方法を考えるほうがたいてい良いです。
242.時には、何らかの出費のためにお金を借りることが必要に思われるときもあります。
もし借金をしたならば、借金をしているという事実があるからといって、そこに意識を向けることで自分が繁栄していないと思わないでください。
もし自分の借金が手に負えないように感じたら、自分がこれらの借金を簡単に支払えるという最初の信念に戻りましょう。
お金を借りた時はきっと自分には将来収入があることを信頼していたと思います。
その信頼を新たに呼び起こすことが大切です。
243.自分の借金を心配する代わりに、毎月少しずつでもいいので喜んで払いましょう。
借金の額がだんだんと少なくなることを視覚化すれば、いつかは払い終えることでしょう。
借金をしているからといって、そのことを心配することは非生産的なことです。
たしかに借金がある状態は好ましくないかもしれませんが、自分の心を創造的な考えに向け、心配する代わりに働かなければ、借金は払い終わりません。
もし一時的に借金を払えない場合は、必ず借りている相手に連絡を取るようにして、支払う意志があることは伝えましょう。
そして、少しでもお金に余裕ができれば、できるだけそのお金を返済にまわしてください。
そのように意志を伝え、少しずつでもお金を返していけば、貸している人もその額にはあまり何もいわないでしょう。
支払いができないとわかると、借りている相手の反応を恐れてしまい、連絡を断ってしまうことがあります。
自分の中で相手がこちらの事情などを全く配慮してくれないと思い込んでしまうからです。
そして、意図的に相手の連絡を無視したりすることで、どんどん自分の中で相手への恐れが増していき、意識がそこにとられるので、あらゆることが上手くいかない感じがしてきます。
この負のサイクルを断つためには、まず勇気を出して、お金を借りている相手に連絡をし、そして現状を伝えるのです。
244.ある人が上記のような状態から抜け出すために、お金を借りていた会社に恐る恐る連絡をしました。
そうしたとこ、ビックリするほど相手が自分の状態を理解してくれて、結果的に話が良い方向に行き、金利が発生しなくなり、それから少しずつでも支払いをすることができるようになりました。
意識も借金のことにとられなくなり、様々な面でその人は安心感を得ることができるようになりました。それから良い仕事も見つかり、人生がどんどん上向きにむかっていくことになったのです。
自分が恐れている現実はたいてい起こらないことが多いのです。そもそも、恐れ自体が幻想だからです。
245.もしあなたが借金をしていて、それから抜け出したいと思っているならば、まず自分が借りている総額を計算してください。
それから、自分がこの借金について悪く思っていたら、まず自分のことを許しましょう。
自分が借金をしたのは、お金を貸している人たちと自分自身が将来お金を稼ぐ能力があることを信じているからだということを理解しましょう。
そして、自分の借金が完全に支払われたことをイメージし、その報告書が「借金0円。完全に支払い済み」と書いているのを想像し、自分が最後の支払いをしているのをイメージしてください。
その場で出来るだけその状況を実感しましょう。そのとき、自分が感じる素晴らしい気分を今経験するのです。
借金が払い終わるのにどれくらいかかるのかと心配するべきではありません。
それは実際払い始めれば、自分が想像しているよりも、もっと早く終わることがほとんどです。
246.自分が次の分割分を支払う用意ができた時、ニセの小切手を書いてみるもの良いでしょう。
そして、自分がその請求額を支払うとき、貸してくれている相手が自分のことを信頼してくれていることに、心からの感謝の気持ちと愛を送るようにしてみましょう。
247.多くの人は、自分自身の純粋な価値を自分の銀行口座の残高を見て決定しています。
たとえ自分に貯金がなく、さらに借金があるとしても、そのようなことに関係なく自分自身には価値があります。
それは、今まで学んできたすべての技術、知識、態度、教育、経験そして人との付き合いなど様々なものから構成されている価値です。
自分がこれまでに学んできたあらゆることと、自分が持っているあらゆる技術は将来の収入の源泉です。
過去の技術と経験が自分の価値の一部であり、それらをお金に変えることができます。
自分の価値は銀行の残高によって計られるものでは決してないのです。
248.自分が仕事をして支払いを受け取るときは、自分の経験をお金と交換しています。
それは毎日、お金に換えることができる経験を得ているともいえます。
つまり、自分がお金を稼ぐ力は成長しているということです。
自分の知識、技術、経験は正しく使われるとき、それはお金に値します。
これから様々な経験を通して、もっとお金を生み出すことができる技術を身につけていくでしょう。
249.たとえ借金をしていても、自分は大きな価値を持っています。
それはまだお金に変えられていないだけなのです。
自分が何かを学ぶためにお金を払うとき、それはあとでお金に変えられる技術という価値を創造していることになります。
ですので、成長し、拡大する自分の道を歩み続けることが大切です。
そうすれば自分の価値はどんどん増大していくでしょう。
成長するにつれて、将来お金をもっと稼ぐことができるようになります。
250.たとえ今やっとで生活している状態であっても、自分を敗者だと思わないことです。
今の状況は単に、自分が多くの重要な教訓を学ぶため、そして自分の本質を経験するために選んだものにすぎないからです。
今経験していることによって、自分が急速に成長しているかもしれませんし、必要としているものが足りないことを経験することで、自分自身が豊かさに値していることを学んでいるかもしれないのです。
もしかしたら、自分は考えていたほどにものをもつことに依存していないことに気づき、人が生活するのにほとんど物が必要ないことを発見しているのかもしれません。
また、自分にほとんど何もないときでさえも、自分が気前よくなれることを学んでいるのかもしれません。
他にも、信頼、思いやり、謙そんとうい高い質を学んでいる可能性もあります。
自分の人生で何が重要なのかを見て、自分にとって意味があり本質的なことと、そうでないことの区別をしているかもしれません。
またさらに、お金なしでどのように力強く感じることができるかを学んでいるのかもしれないのです。
これらの本質的な教訓を理解し、受け入れたとき、自分はもうその経験は必要なくなります。
251.人の中にはやっと生活できるレベルで生きていて、自分の時間とエネルギーの大部分をお金の支払いのために使っている人もいます。
理想的には、自分のエネルギーをライフワークにつぎ込み、お金がないことであわてないですむように、十分なお金を持つことが大切です。
自分の理想的な仕事を探すことに集中している間、請求額の支払いを助ける一時的な手段としては、臨時の仕事やバイトをするのが一般的です。
この段階では、自分の誠意が許すかぎり、生活費をまかなうのに最も簡単で可能な方法が良いのです。
たとえその仕事が自分のすべての技術を使わなかったり、自分が考える理想の仕事でないとしても、その仕事の環境が満足いくものである限り、他の物事をしている間、それは生活の土台を築くことを助けることができます。
お金についてたえず心配することは、自分の創造性と明晰な考え方の障害になります。
自分の出費を楽に支払い、生活費をまかなえるレベルにまで自分の引き上げることは、自分のライフワークを早く創り出すか見つけるのを助けるでしょう。
252.実は自分の魂(本質)は、自分がどのような名前の仕事についていても気にしません。
自分が仕事に愛と意識を与えるかぎり、霊的に成長するからです。
たとえ自分が臨時の仕事に就くことを決めても、自分が何らかの形で、自分の理想を犠牲にしたと思ってはいけません。
生活費のために奮闘しないときの方が、心に余裕があるため、結果的に他の人たちを助けることもでき、ライフワークも創ったり見つけやすくなります。
場合によっては、臨時の仕事によって、自分の新しい才能、思いもしなかったワクワク感、新しい友人、あとで役立つ技術さえ得られるかもしれません。
あるいは、まだ知らない何かの形で、自分のライフワークに向かう一段階になるかもしれないのです。
臨時の仕事は、お金、新しい技術、そしてもしかしたらもっと好きな仕事を得るための機会を提供してくれます。
どんなことも決してムダではなく、決まりきった仕事さえ、あなたが学ぶ必要のある教訓を教えてくれます。
しかし、この仕事が自分のすべてのエネルギーと時間をとらないように注意してください。
自分の大きな目的を促進するためのエネルギーと時間を十分に残しておくことが必要です。
253.人によっては、臨時の仕事に就くことは妥協だと感じて、やっと生活するレベルにとどまる決心をしているかもしれません。
その人は自分のライフワーク以外のことをやるのは受け入れがたく、ライフワークを始めるまで、自分は喜んで少ないもので生活していくつもりだと思っているかもしれません。
その時には、自分が喜んでこういう生活スタイルを決めていることを認め、他の人たちが何か言っても、そのことを悪く思わないことです。
ただ、自分のライフワークを始めるのに必要な時間を使えるように、必ず自分の生活費だけは十分に支払えるようにすることが大切です。
254.人生は螺旋のようなものです。あらゆる段階を何度も通過し、それぞれの段階をますます高い視点から経験します。
ほとんどお金がないときは、お金が来た時より簡単にそれを取り扱えるようになるため、多くの教訓を学んでいたします。
このレベルを突破するためには、お金や必需品に関する出費に関して、自分の生活を質素で単純にしておくことが必要です。
この時期を使って、自分にとっての必需品を知り、自分の役に立たないものは捨てることも重要です。自分自身を洗練させる時期ともいえます。
255自分の出費を支払うお金をどこからもってくるかわからなくなっているとき、あるいは自分の現状を変えるのに役立つ自分の内面からのメッセージを実行することに恐れるとき、自分の恐れと向き合っています。
実は恐れは、思った以上に変えるのが簡単な感情です。
恐れを開放するのに必要なことは、そうしようという自分の意欲と意志だけです。
自分の恐れを開放する一つの方法は、自分が恐れているものを具体的につきとめることです。
もし自分がこれからお金が足りるかどうかを恐れているのであれば、自分の想像力を使って「もし自分が今月自分の出費を支払えなかったら、最悪のことは何だろう?」と尋ねてみてください。
その答えを得て、さらに自分に尋ねてみましょう。
「起こり得る最悪のことは何だろうか?」と。
そのように自分に質問していけば最後に自分の最も深い恐れに出会うことでしょう。
そして、それを認めたとき、それから解放されるのです。
もし起こり得る最悪のことが、仕事を失い、お金がなくなり、飢える可能性であるならば、その恐れと最初に直面しましょう。
自分の恐れをつきとめるとき、それを変えることができます。
いったんその恐れと直面したら、どんな行動が適切かわかり、それから実行することができるのです。
自分の恐れのありのままを直視し、それを実際以上に大きくしないことが大切です。
いったん起こり得る最悪のことがわかったら、おそらくそれを自分が処理でき、また実際それが起こることはほとんどありそうもないということに気づくはずです。
256.ある女性が自分の仕事を始めたいと思っていましたが、実際なかなか一歩が踏み出せず躊躇していました。
彼女は上記のように自分の恐れていることを知るために、自分に次のように尋ねました。
「もし私がこのビジネスを始めたら、起こりえる最悪のことは何だろうか?」と。
彼女の答えは「誰も私にお金を払わない。お客さんが誰もいなくて、自分の出費さえも払えなくなること。」というものでした。
そして彼女はさらに自分に尋ね続けました。
「起こり得る最悪のことは何だろうか?」と。
次に出た答えは「もし出費を支払えなければ、私は家を失うだろう。私の子供は食べることができず、私たち全員が飢えてしまうだろう。」というものでした。
さらに彼女は自分に尋ねました。
「もしそのことが起こったら、起こり得る最悪のことは何だろうか?」と。
そして、彼女は「私は最後には死にたいと思うだろう」と考えました。
このようにしていったん彼女が自分の恐れを理解すると、そのまさに最悪のことが起こる見込みはほとんどないことに気づきました。
というのは、彼女の兄弟、姉妹、両親が少なくとも彼女に食べ物を提供してくれることが分かっているからでした。
自分の最悪の恐れを表面化したおかげで、彼女の力が目覚めたように思われました。
上記のように、自分の中の恐れの一つ一つの部分に対して、自分がそのことを上手く乗り切れることを知っている部分があるのです。
257.今度は上記と同じ状況を考えて、起こりえるまさに最高のことを想像してみましょう。
実は自分のなかにあるあらゆる恐れは、自分がこの人生で発展させている一つの領域を表わしています。
自分の中で恐れを感じているところは、実際には自分がそこに光をもたらし、否定的なエネルギーを肯定的なエネルギーに変えている場所なのです。
恐れは、自分がそれらを意識の光に照らすとき、その力を失います。
恐れが自分の心の表面下に隠れて潜んでいるときにかぎって、それらは、自分の高い道に貢献する物事を行うことを避ける原因となりえるのです。
恐れは得体が知れない状態だと怖いだけで、はっきりしてしまえばそれほどでもないといえます。
自分の内面に直面し、一つ一つの恐れを認めるとき、それを開放する方法へと導かれていくことでしょう。
258.自分に与えることができる最大の贈り物は、苦しみや苦労の原因となっている人生で繰り返し起こる状況を調べ、その背後にある恐れに光をもたらすことです。
つまり、その恐れの正体をハッキリさればよいのです。
恐れを取り除くことは、自分に大きな贈り物を与え、自分のより大きな可能性を開きます。
実際、恐れが隠して見えなくしているところには、現在の自分と未来の自分の可能性について、多くの新しいイメージ、洞察、発見が隠されています。
259.自分の恐れを開放することで、自分の可能性や理想をハッキリとみることができるようになります。
いったん恐れを認めたあと、それを開放するもう一つの方法は、恐れを自分の本質(魂)の光に向かってかかげることを自分の内面でイメージ化することです。
今自分が自分の本質(魂)を表わす涼しい青い炎に近づいていると想像してください。
そして、自分の恐れを開放し、明らかにし、癒すことを自分の魂に頼んでください。
自分のためにならないことは何でも開放し、それが自分から出ていくように自分の本質に頼んでください。
自分はただ頼めばよいだけです。そうすれば、自分の本質はすぐに何らかのかたちで自分を導き始め、その恐れを開放するのに役立つ物事へと導いてくれるでしょう。
もし自分の恐れを手放す用意ができていると感じているのであれば、今その解放を求めてください。
そして、自分がほしいものを手に入れるための、新しく創造的な方法に心を開いてください。
260.人は自分の恐れではなく、それらを経験している自己なのです。
「私は恐れている」という代わりに「恐れの感情が今私を通過し、私は今簡単にそれを手放します」と言ってください。
恐れの感情を感じる自分の部分は、自分の真の姿のほんの一部にしかすぎないということを思い起こしてください。
感情が自分自身ではなく、感情を感じて経験しているのがより本質的な自分です。
自分の本質があることを認め、そして、おびえている幼い子供に対するように、自分の恐れている思考に愛を送りましょう。
その恐れが自分のためのメッセージをもっていないか、あるいは自分に関心を払ってほしいと思っていることが何かないか、その恐れに尋ねてみるのもよいでしょう。
いったん自分の恐れを愛し、それを開放すると、前進し、自分の権利である豊かさをもっとずっと早く引き寄せることができます。
261.自分がもっと繁栄するために、自分の豊かさについて話すことが大切です。
自分の言うことが、自分の経験する現実を創造する可能性をもっているため、言葉はとても重要です。
宇宙は自分の肯定的な話に反応します。
たとえ今自分のほしいものを人生にもっていないにしても、まるで自分がそれを確実に手に入れるかのように、話し、行動し始めれば、それを手に入れる状況を実際に引き寄せるでしょう。
言葉は自分の潜在意識に影響し、潜在意識は自分の言うことを聴き、直接自分の言葉を現実化するために働きかけます。
「私は十分なお金がない」という言葉は、直接自分の無意識へといき、欠乏をこの現実に引き寄せ始めます。
ですからこれからは「私はそれを買う余裕がない」と言う代わりに、「私は今これを買わないことを選ぶ」と言うようにしましょう。
そして、他の人に失敗やお金のトラブルなどについての話はしないほうがよいです。
今現在お金がないとしても、自分の欠乏について不平を言わないようにしましょう。
そのかわり、自分のビジョンと夢について話すようにしましょう。
今現在、自分の人生でうまくいっていることや、自分が未来について肯定的に感じていることについて話すようにすると良いです。
自分の足りないことを強調するのではなく、自分に対する自信と信頼を他の人に話すよう心がけましょう。
たとえ今自分が十分はお金をもっていないと感じていても、必要なお金はすべてもっているふりをし、その豊かだという感情を自分の体に染み込ませてください。
262.潜在意識は、実際に起こっていることと自分が想像していることとの違いがわかりません。
そのため、潜在意識はただの想像であったとしても、それを事実として現実に引き寄せる働きをします。
必要であれば、すわって静かにし、自分がもっと繁栄するために何かできることがあればメッセージを与えてほしい、と自分の本質に頼んでください。
もし何もメッセ―ジがなければ、自分が求めたものが自分のところへ来る途中であると仮定して、それを送ってくれたことをあらかじめ宇宙と自分のハイヤーセルフ(自分の本質)に感謝してください。
まるで自分が求めたものが実際に来つつあるかのように、自分の通常の活動を続けましょう。
お金を生み出すために今日できる行動をみつけ、一歩一歩大切にしていけばいいのです。
263.自分のビジョンが大きすぎて、それからたえず圧力を感じることがあります。
自分の夢をまだ達成していないので、自分が失敗しているとさえ感じることがあるかもしれません。
ですが、そのようなことは自分の豊かさに貢献するものではないので、もしそのようなことが自分の中でわき起こってきたら、意識を今できることに向け、それに集中するようにしましょう。
実際、自分の将来に対する自分の信頼を示すために、自分が今日できることが常にあります。
無力感は、今ではないどこかの未来に意識が飛んでいて、その未来で自分は十分なものをもっていないのではないかと心配することから生まれることが多いのです。
今にすべての作用点があり、今日できることだけが引き寄せる未来を変えられます。
そのため、繁栄を生み出すために、自分が今日できることに集中しましょう。
最も大きな計画でさえ、一日一日それらを実行することで実現されます。
実際、最大の計画は、一日一日それらを見て、たえず次の段階に集中することで、最もうまく実現することが多いのです。
自分が今経験していることが何であれ、それは自分の成長にとって完全であることを信頼しましょう。
自分が豊かさを求めたのに、今その逆に見えることを経験しているにしても、その逆を経験していることこそが、大躍進するために必要なエネルギーを生み出すことができるということを理解しましょう。
264.信頼とは自分のハートを開き、自分の宇宙の豊かさを信じることです。
それは、宇宙は愛にあふれていて、親切で、自分の高い幸福を支援してくれることを知っていることです。
信頼とは、自分が想像のプロセスの一部であることを知り、ほしいものを自分に引き寄せる自分の能力を信じることです。
ほとんどの人がお金についての疑いを経験します。
「自分がこれから十分なお金をもてるだろうか・・・」
「自分がもっているお金がこのまま維持できるだろうか・・・」
「自分は目標としているお金の状態に到達する能力があるのだろうか・・・」
などの疑いです。
大きな富を手に入れた人々でさえも同じ疑いを経験し、自分のお金をこれからも維持できるだろうかと心配したりもします。
自分がお金や何かの心配をしていることに気づいたときは、そんな自分を責めるのではなく、ただ心配する習慣を変えるようにしましょう。
なぜなら、その習慣を意識的に変えていかないと、たとえお金をたくさんもったとしても、お金について今後も心配し続けることになる可能性が高いからです。
265.多くの人がお金について考えるのは、おもに自分の持っているお金の額を問題としてみるときです。
もし自分がお金のことについて心配や不安を抱えていることに気づいたら、お金についての今の考え方をやめ、自分の幸福感を高めるような考え方に意識的に切り替えていくことが重要です。
「私は今日いくらのお金が必要か?」と心配する代わりに、「私は今日いくらのお金を生み出すことができそうか?」と考えてみましょう。
お金を必要としていることより、お金を生み出すことに焦点を合わせるとき、自分が宇宙に送り出すエネルギーが大きく違ってきます。
お金を生み出すことに焦点を合わせることは、お金を引き寄せることにつながります。
逆に、お金が必要であることに焦点を合わせることは、それを引き寄せることにつながりません。
もし、お金を生み出すことに焦点を合わせ、適切な行動を何であれ実行したあとは、さらに取るべき行動について内なる導きに意識を向け続けながら、「自分の幸福感を高めるようなことで私は今すぐ何ができるのだろうか?」と尋ねてください。
そして、お金に関係のないことであっても、自分がよりよい気持ちを感じられるようなことを行いましょう。
そうすることによってどんどん自分の波動の状態が良くなっていき、お金のことに関しても肯定的に考えられるような状態になるからです。
気分が良くなるにつれ、ますます自分の内なる導きに耳を傾け、新しいく創造的な考えを思いつくことが出来るようになります。
266.最高の物事が起こることを期待し、ほしいものを創造する自分の能力を信じ、自分がそれをもつに値することを知っているという信頼は、多くの方法で示すことができます。
それは、自分の外側の世界が自分の信じていることと違うことを反映しているように見えるときでも、自分の信じていることを信じ続けることによって示すことができます。
たとえ自分のまわりに豊かさをまだ見ていないときでも、自分の豊かさについて話すことによっても示すことができます。
しかし、ただ信じていて何も行動に起こさないのでは十分ではありません。
自分の内なる導きに耳を傾け、それに基づいて行動すると、引き寄せたかったものを実際に受け取ることにつながっていきます。
自分たちは形と物質の世界に住んでいるので、行動に移し、それによってどのようなことが起こるのか反応を確かめ、そして、結果を実際にみることによって、信頼を育てることができます。
進んでリスクを負うたびに、自分を信頼し、信じる能力を高めることになります。
267.信頼と希望には違いがあります。
信頼は、自分のほしいものがやってくることを信じ、それを知っているということです。
それに対して希望とは、何かほすることはしますが、本当にそれが来るとは信じていないことことを意味しています。
268.自分がほしいものに対しては何でもあたかもお金があるかのように行動してください。
あなたは今までで、お金がないと考えて、あらゆるものを手に入れるのを延期したことがどれくらいあったでしょうか?
大体の場合が、それを手に入れた後で、前々からそれを手に入れることができたことに気づくものです。
もしほしいものがあるのであれば、実際に出かけてその実物を見たり、それを得ることにつながると感じること行動に起こしてみましょう。
自分がほしいものを手に入れることは、自分が考えているよりもお金がかからないことが多いのです。
たとえば、友人が自分のほしいものをもっていて、ちょうど買い替えるところに出くわして、それをもらえるかもしれません。
他にも自分が予測できないようなかたちでそれを受け取れるかもしれないのです。
そのためにも、ただ座って考えているだけではなく、何らかの行動を起こすことが大切なのです。
自分がほしいものを手に入れる意欲があることを宇宙に示すために何か行動しましょう。
その行動は、自分のほしいものを直接もたらさないかもしれませんが、行動したことにによって自分の意図はより宇宙に伝わり、結果として、自分のもとにほしいものが引き寄せられることにつながります。
269.例として、ある女性が、自分の理想のアパートがほしいかったのですが、それを得るための十分なお金を持っていないと考えていました。
後に、その女性はここに書いてある、「現実でほしいものを引き寄せるには、自分がほしいものに対してはあたかもお金があるように行動すること」が重要であることを知り、実際に実践することにしました。
「お金がないからまだ無理だ」とあきらめる代わりに、まるで自分が理想のアパートを手に入れられるお金を持っているかのように、家を見に行きました。
普段からも、自分の理想のアパートを何度もイメージしました。会社から近くて、寝室が一部屋あり、家賃が〇〇くらいで、ペットが飼えて・・・など。
さらに、そのような家を得ることは簡単なことだと自分に言い聞かせました。
実際に彼女はお金を持っていませんでしたが、家を持とうという意志が宇宙に伝わり、理想の状態を現実化するように人や出来事が引き寄せられ始めました。
ある日、彼女はふと散歩したい強い気持ちを感じて、実際に散歩をしたところ、小さなビルの前の階段に座っている女性に出会いました。
そして、なぜだかその女性に対して自分が今アパートを探しているということを言いたい気持ちに駆られ、実際に話しかけてみました。
結果的に、その女性はアパートの家主で、彼女が探しているものとピッタリのアパートを持っていることがわかりました。
しかも、その家主はアパートを貸してお金を得る必要はなく、前の住人が好きではなかったので、適当な人が現れるまで、そこを再び貸さないことを決めていました。
彼女たちはお互いに仲良くなり、最初の家賃と敷金さえも請求せずに、彼女にアパートを提供してくれることになったのです。
ウソのような話ですが、彼女がこのように引き寄せが上手く成功した秘訣は、ほしいものを明確にし、あたかもそれを手に入れているかのように実際の行動に移したことです。
270.信頼とは、自分の精神世界と物質世界との繋がりです。
それは、ある考えの誕生とそれが実現する間に経過する時間を結びつけます。
夢は精神的な次元では、すでに真実であることを理解することが重要です。
それらは、自分の物質世界に現れる完全な時間をただ待っているだけです。
自分の本質(ハイヤーセルフ)が、適切な時に適切な物事を自分に与えてくれることを信頼しましょう。
そのように信頼して行動すれば、頭で考えたのでは到底実現できないような素晴らしい組み合わせで自分の理想が現実化します。
271.意識的であれ、無意識的であれ、何かを経験することを通じて自分の中で何かが育っています。
それは、自分の中にある何らかの種が、経験という栄養を得ることで、自分らしく豊かになる方向へ育っていくようなイメージです。
今やっていることが好きなことであっても、そうでなくても。
自分の望んでいることであっても、そうでなくても。
自分の中で何かが育っています。
その育っているものをハッキリさせて、次からは意識的にその種に栄養を注ぐようになると、飛躍的に自分の才能が開花することにつながります。
272.自分らしい道にいるときにサインとは何でしょうか?
自分らしく正しい道を歩んでいるとき、自分らしく豊かになることに対して扉が開かれ、自分の求めていた人たちが現れ、偶然の一致(シンクロニシティー)がおこります。
逆に、自分らしくない道を歩んでいるとき、もしくは、自分の高い目的を追求していないときは、まるで粘着性の床を歩いているように、前に進みずらく、物事が上手く進みません。
自分の道にしたがっていて、自分のエネルギーが流れているとき、自分の人生はたいてい簡単にうまくいきます。
自分の求めていたものが自分の経験の中にどんどん引き寄せられてきます。
ただ、この時何の障害にも出会わないということではありません。
自分の道にいるときに注意するべきことは、何らかの障害にであったときに、その障害が自分の道を再検討したほうが良いという意味を持っているのか、それとも、自分の根気と忍耐を育てるのを助けるためにあるのかのどちらかを知ることです。
その障害がただ自分の成長の一部分なのか、それとも、別の道を探すように促しているのかを知る一つの方法は、自分が達成したいことを見ることです。
もし自分の目標が楽しく感じられたり、また障害のなかを進んでいくことに喜びの感覚を感じ、そうすることで自分がほしいものを手に入れることが感覚的にわかるならば、その障害を経験することは適切なことでしょう。
障害を挑戦だと思う人もいますが、それは、自分のほしいものを実際に手に入れとき、障害を克服したおかげで、自分の達成感がますます強まることを知っているからそのように思うのです。
もし自分のほしいものに心を向け、適切に思える行動をとるならば、その障害はたぶん消えはじめるでしょう。
273.ただ、障害の中を進むことが大変な努力のように感じられるのならば、その障害はたぶん、自分の目標を達成するのにより良い方法があることを教えています。
このような障害と出会うことによって、結局自分のより良い道だとわかる別の方向へ導かれていくことが多いです。
障害は、自分を守り、未熟に行動することを防ぎ、または、自分が何か見逃す可能性のあった何かに再度注意を向かせるために、そこに存在している場合もあるのです。
また、障害があることによって、次の段階に進む前に自分が準備するべきことをすべて用意する機会が与えらることもあります。
274.ある女性が、自分の部屋の上に住んでいる住人がとてもうるさかったため、引っ越すことを考えていました。
彼女は様々な物件をみたりして自分の求めている条件にあう家を探しましたが、なかなか見つけることができませんでした。
彼女は感覚的には、あまり物事がスムーズに進んでいる感じがせず、障害のなかを押し進んでいる気持ちがあったのです。
彼女は何週間も自分の感覚をあまり気にせず、別の方向に向かおうとも考えず、無理やり物件を探しつづけましたが、結局見つけることはできませんでした。
そして、彼女は引っ越しを諦めかけたとき、上の住人が引っ越し、静かな人が引っ越してくることになりました。
実際は、引っ越しをする必要がないことがそこでわかったのです。
もっと早くに彼女が自分の感覚を大切にし、スムーズに行っていないときのあらゆる障害の意味を知ろうとしたならば、不必要な奮闘はいらなかったかもしれません。
後になって、自分の本心をみたところ、上の人がうるさいということは確かに気になっていたのは事実でしたが、実は今の家を愛していて、心から引っ越したいわけではないということがわかりました。
その気持ちに早く気づいていて、一つ一つの出来事を大切にしていれば、より簡単に自分らしい道を歩むことができ、スムーズに理想を現実化することが出来るようになります。
275.実際、人生で出会う障害がどのような意味を持っているのかは簡単に見分けることが出来ないことが多いです。
ただ、自分の感覚を大切にし、その感覚をもとにいろいろ検証してみて、その結果から自分らしい障害の見分け方を編み出すことはできます。
障害に出会ったとき、自分でいろいろと意識的に試してみることが重要です。
意識的に培った経験は、結果的に、自分らしい道を歩んでいるときと、そうでないときの違いを見分けることが出来るようになる能力を身につけることにつながります。
これからは漠然と生きるのではなく、今歩んでいる道は自分らしい道か、そうでないのかを感じましょう。
そして、障害にであったときは、その障害は、今歩んでいる道でさらなる豊かさを実現させるためのジャンプ台なのか、それとも、今歩んでいる道は自分らしい道ではなくもっと別の道があることを知らせるものなのかを見分けることが重要です。
276.もし今の自分の持っているものをはるかに超えた何かを求めるとき、それを取り扱う準備ができるようになるため、それがやって来るのにしばらく時間がかかることがほとんどです。
これは今の自分の波長と、その求めているものの波長との違いに関係があります。
自分自身が一定数で振動していると考えてください。
そして、自分が今もっているお金の額がその振動(波動)と調和していると考えてみましょう。
もし適切な準備もなしに、突然巨額のお金を手渡されたら、そのお金の波動は自分の波動とは合わないでしょう。
宝くじなどで多額のお金を手に入れたのに、それを短い期間で使い果たし、結局は財政的に依然と同じになってしまった人たちの話は聞いたことがあるとおもいます。
逆に、多額のお金を得ても、自分の生活をほとんど変えない人もいます。
その人たちは、数年たってから、ようやく多額のお金を取り扱うことが快適になり、大きな変化を起こす準備ができたように感じるのです。
277.お金が自分のもとにもっと多くやってきたとき、それが自分の生活の他の部分と調和するために、ますます多額のお金をもつ準備をすることが大切です。
お金をうけとる前に、より多額なお金のエネルギーを「身につけて(着て)」、その多額のお金が快適に感じられるまで、精神的に自分のエネルギーを調整することで、自分がより多くのものを引き寄せるプロセスを早めることができます。
あるものを引き寄せる前に、そのエネルギーに慣れ親しむことは、外側では、何も変化が起こっていないように見えるときもあるかもしれませんが、自分の求めているものに対して準備をするために、自分の内面で大きな変化を経験していることになるのです。
278.お金が引き寄せられてくることを待ちながら、ほしいものを自分に引き寄せる自分の能力を信頼することも重要です。
自分に今起こっているあらゆることのおかげで、もっとたくさんのお金をもつ準備ができ、それがやってきたときに自分の波動を変えて、豊かさの波動と合うようにすることができます。
たとえ今の現状が自分の求めているものとかけ離れているとしても、その現状が豊かさに貢献している部分を意識的に見つけてそこにフォーカスし、より大きな豊かさを引き寄せる段階として現状を活かす姿勢が重要となってきます。
279.現状がどのようなものであれ、理想と現状の繋がりをたえず意識的に探しだし、そのことに感謝をすることが理想をこの現実に引き寄せる最大の秘訣の一つです。
280.新しいものがやってくるのには時間がかかるので、多くの人があまりにも早く引き寄せるのをあきらめてしまっていることがあります。
目標が大きく、今の現状との開きがあればあるほど、それが現実に引き寄せられるまでの時間がかかる可能性があります。
(自分の波動と理想の波動を調整して一致するまでにかかる時間がどれくらいかかるかは個人差があります。)
今いるところから、行きたいところへ行くためには、いくつかの段階を踏み、いくつかの出来事が起こらないといけないことがほとんどです。
いずれにしても、何かがやって来ることを待っているとき、自分が求めているものが実現することを信頼し、新しい豊かさを現実化するために今の快適さから抜け出る勇気を持ち、自分が導かれている手段と行動を実行できるようになることが大切です。
281.物事は正しいときに現れることが大切であることを理解しましょう。
正しいときというのは、自分がそれに対して準備ができたときのことです。
もし引き寄せたいものがあまりにも早くくると、その全可能性が花開くための状況が適切ではないかもしれないからです。
逆に、引き寄せたいものがあまりに遅くに来ると、それが完全に発展するために必要ないくつかの機会がもう通過してしまっているかもしれません。
タイミングは重要です。
そして、ハイヤーセルフ(超意識・自分の本質)は、すべてが自分にとって完全な時に、完全な方法で自分にそれを与えます。
自分がほしかったもので、手に入れなかったものを振り返ってみれば、おそらく、それを手に入れたとしても、そのときの自分のためにならなかったことを理解できます。
自分が創造したい物事のなかには、適切でないときは間違った形で生み出されると、自分のジャマをしてしまうものがあります。
もしスムーズな流れがないところで強引に自分の求めているものを現実化したとしても、結局はあとでそれらを取り除くことが必要になる場合が多く、それらを手放すのに必要な時間とエネルギーのせいで、自分の道から外れてしまうことがほとんどです。
282.自分らしく豊かな人生を歩むためには、「信頼」を育てることが重要です。
すぐに手に入る結果を期待するより、自分の目標を心にどどめて、それに向かって着実に楽しみならが励みましょう。
自分の内なる導きがどこへ導いているのかを理解できないときもあるかもしれませんし、またそこへ行くように導かれていると感じる行動の中には、自分が期待する結果へと導かないものもあるかもしれません。
しかし、たとえその時はわからなくても、自分の内なる導きが自分の目標へ自分を導いていることを信頼することが大切です。
自分が求めているものが自分のより高い幸福のためになるならば、自分がそれを手に入れることができることを信頼し、今起こっているあらゆることは自分らしい豊かさをもたらすことに役立っていることも信頼しましょう。
自分の努力が生み出そうとしている結果を評価するときは、それがすぐにもたらすお金ではなく、自分の活動や自分らしい人生に貢献している価値や、自分がどれだけ自分のやっていることを愛しているかを見ましょう。
自分の内なる導きにしたがって、自分にとって意味のあるものごとをやるとき、自分夢見たものを創造しているのです。
もっと多くの豊かさを創造する旅の途中で、自分が経験するあらゆる出来事は、お金を引き寄せ、持つために必要な質を自分の中に育てるように起きています。
283.自分がかつて信頼した時のことを思い出してみましょう。
今よりもずっと悪い経済的な状況にいた時、どうやって請求書を払ったらよいのかを知らなかったかもしれません。
しかし、それが払うことが出来ることを信頼したときは、何とかそれを切り抜けているのではないでしょうか?
お金はやってくると信頼しているのに、お金がやってこなかった時があるかもしれません。
なぜ引き寄せが起こることを信頼しているのに、自分のところにお金がやってこないのかをその時は理解できないかもしれませんが、それでも、今起こっていることは、自分のより高い幸福のためなのだと信頼することが重要です。
もしかしたら、何かを持たないことが、自分を新しい成長の分野へと推し進めているかもしれないのです。
自分が求めたものを得ている最中かもしれませんし、すでにその本質を自分は受け取っているかもしれません。
自分が引き寄せるあらゆるものは、自分に何かを教えるため、そして、自分がワクワクした感覚と成長に貢献するためにやってきます。
このことを理解するためには、必ずしも物質的な結果は必要ありません。
ただ、何かをもつことを想像することから教訓を学ぶことができ、実際にそれを物質的現実に創造する必要はないかもしれないのです。
もし自分が引き寄せたいものをまだ手に入れていなければ、自分がほしいものの本質をもう一度見て、自分がすでにそれを何らかの形で受け取っていないかを見てください。
振り返って、自分がそれを創造したい本当の目的をもう一度検討し、その目的が何らかの形ですでに実現されていないかを調べましょう。
284.もしほしいものか必要なものがあって、それが本当に自分の高い目的に役立つものであれば、それは自分のところにやってきます。
自分がまだ十分に努力していないとか、自分はそれを実現する能力が生まれつき欠けているなどを考えて、自分を責めてはいけません。
代わりに理解するとよいことは、この宇宙は愛にあふれていて、求めても来ないものは、自分のより高い幸福に役立たないか、今の自分にとって不適切な形のものばかりだということなのです。
全てが完全な時に、完全な方法でやって来ることを信頼しましょう。
実際、宇宙はそのようにできています。
285.今何かを持っていないことをなげくよりも、今あるものに対して感謝することが重要です。
そのような態度を保つことで、ますます自分が感謝できるような状況が人生に引き寄せられてきます。
286.お金を生み出すことの最終的な行為の一つは、手放し、自分のより高い幸福に任せるということです。
物事をなすがままに任せることが大切なときもあります。
287.信頼とは、自分の中により高い力があり、その助けによって、自分が求めたものを適切な形で、適切なときに実現できることを知っていることです。
まかせるとは、この上記のプロセスの中に心配や恐怖を入れないことであり、代わりに最も良いことしか起きないことを期待しながら、その結果に責任を持つことです。
288.執着しないことも大切なことです。
任せることが感情的な手放しであるように、執着しないことは精神的な手放しです。
「自分は〇〇がないと生きていけないし、自分の幸福は自分がその〇〇を持つことに依存している」と思っているのならば、結果的に自分がほしいものを退ける結果となります。
自分がほしいものを持つことがどうしても必要だという気持ちがないときは、それをずっと簡単に創造することができます。
よく、自分が〇〇がほしかったけど、それがどうでもよくなったときに手に入れることがあります。
これは、それをほしがらないということではありません。
自分が求めてきたものを完全に手放してください。
ほしがらないのではなく、求めてそのあと完全に手放すのです。
289.たとえその時は理由が理解できなくても、やって来るものはすべて自分の役に立ち、より高い幸福のためにやってくるということを信頼しましょう。
この宇宙は完全なやり方で働いています。
自分の宇宙の完全さに触れることができ、宇宙が愛にあふれ、成長と拡大のために自分が何を必要としているかを、この宇宙が教えていることを信頼できるようになります。
つまり、人生にどんなことが起きたとしても、あらゆる状況は自分がもっと力強くなれるために必要なことを教えているということです。
起こっているあらゆることは何らかの形で、自分の最大の可能性を達成し、自分の内なる力を目覚めさせ、新しい次元で物事を実現する技術を得るのに役立っているのです。
それぞれの状況が自分に教えていることは意識すれば、確認することができるようになります。
そして、自分が学んでいることを認めるにつれて、努力より喜びをもって、状況をより早く切り抜けることができるようになるでしょう。
この宇宙は、実に愛にあふれ、寛大で豊かで思いやりがあり、自分にとって一番ためになることのみが与えられる場所なのです。
290・奇跡は愛から生まれ、愛によって創造され、愛を通じて自分のところに引き寄せられます。
自分が誰かほかの人のために生み出した奇跡を考えてください。
おそらく、あなたはある人があるものを必要としているのを知って、その人にそれをあげましたが、それはその人にとってとても貴重なことでした。
そのとき、あなたが相手の人に感じた愛の感覚を思い出してください。
奇跡はあなたの中の愛から生まれ、あなた自身もまた愛を与えます。
愛のエネルギーが完成するためには、相手の人はあなたの贈り物を受け取ることが必要でした。
もしその人が受け取ることが出来なかったならば、奇跡はなかったことでしょう。
宇宙があなたに奇跡を与えることができる前に、あなたは受け取ることにハートを開くことが必要です。
あなたが愛と奇跡を与えたり、受け取ったりしたいと思うとき、必要なことは、ただそうしたいと思うことだけです。
291.最も高く大きなヴィジョンに手を伸ばしてください。
すなわち、自分の経験のなかに質を生み出してください。
あなた方一人ひとりは、愛のエネルギーのかたまりであり、自分が選ぶものは何でも創造することができます。
奇跡はあなたの愛から生まれます。
もしあなたが自分のハートを進んで開き、自分自身と他の人たちを愛するならば、人生はいつも奇跡になるでしょう。
ハートを開けば開くほど、そして、愛すれば愛するほど、奇跡があなたのほうへやってきます。
あなたは、肉体的あるいは精神的問題をもった子供の親が、子供への愛を通じて、医学的には治療不可能とされた障害を克服し、奇跡的結果を生み出したのを見たことがあると思います。
すすんで愛を受け取り、与えるとき、奇跡は起こります。
奇跡は、宇宙とあなたの魂があなたを愛していることを示しています。
ですから、あなたがほしいものがあれば、自分の心を使ってそれを視覚化し、それから自分のハートを開いてください。
292.あなたが愛をもってお金を使い、与えるとき、お金が自分のところにやって来るより多くの方法を生み出しています。
愛の状態とは、宇宙の豊かさを受け入れる状態です。
あなたが世界に愛を送り出せば出すほど、お返しにより多くの豊かさと奇跡を受け取るでしょう。
あなたが請求額を払ったり、お金を受け取ったりするたびに、それを愛の贈り物として見てください。
あらゆるお金のやり取りを、自分のまわりにいる人々に対して愛を放射する機会としてください。
293.ときには、あなたの心が奇跡のジャマをすることがあります。
心は計画を立て、目標を決め、視覚化することは得意です。
しかし、自分が何かを引きつける作業を行ったあとに、このプロセスを早め奇跡を生み出すためには、自分のハートを開いてください。
そして、自分を信じ、信頼し、他の人たちを愛し、その愛を毎日の行動で示してください。
できるかぎりの愛を人々に与えてください。
優しく親切で、愛にあふれる言葉を話し、あなたを敬わない人々を許し、人々について愛情深く思い、自分が行うあらゆることで彼らを敬ってください。
判断や批判はしないでください。
代わりに、あらゆる瞬間に新しい機会を見つけて、愛してください。
294.覚えておいてほしいことは、自分の周りの人々が愛情深いとき、自分が愛にあふれることは簡単だということです。
あなたの課題は、自分のまわりの人々がそうでないときに、愛にあふれることです。
愛と思いやりをもって人々と付き合うにつれて、あなたは自分自身に機会、お金、人々、奇跡、そしてさらにもっと多くの愛を引きつけます。
愛のおかげで、あなたは高い流れに乗り、よいものを自分に引き寄せることができます。
新しい領域で自分のハートを開くにつれて、あなたはもっと多くの良いものと豊かさを引き寄せるのです。
295.奇跡とは、予期せぬ出来事であり、思ったよりあなたを遠くへ連れて行きます。
それらは共時的な出来事(シンクロニシティー)であり、あなたが自分の執着を手放し、自分の内なる導きを信頼するとき、たいてい起こります。
それらは、あなたの存在の最も深い部分に助けを求めるために起こることが多いのです。
危機はしばしば奇跡を生み出しますが、それは、奇跡があなたのハイヤーセルフの最も深い部分を意識のなかへ呼び入れるからです。
あなたのハイヤーセルフはいつもあなたを見守り、愛と導きを送っています。
296.あなたが心を静め、自分の内側に向かうとき、答えを知っている自分のなかの部分と結びつきます。
あなたが内面に向かい、自分のハイヤーセルフ(自分の本質)に触れ、助けを求めるとき、答えがやって来て、奇跡が起こります。
あなたは、奇跡を生み出すことなしに、自分の存在の深みにい行く方法を学ぶことが必要です。
奇跡はあなたが内面にむかい、自分のハイヤーセルフへ触れた結果なのです。
もし何かがほしいならば、自分のハイヤーセルフにあなたに対する信頼と愛を示してくれるように頼んでください。
それから、ハートを開いて受け取り、自分の願いが叶ったとき、それをすすんで認めてください。
あなたが他の人たちからの愛を受け入れ、宇宙からの愛をハートを開いて受け取るたびに、自分の人生で奇跡を働かせ創造しています。
297.毎日行動で愛を示しましょう。
298.あなたが通常の源泉からお金を得ていないときには、いつもとは違った源泉からお金を求めてください。
それが世界の別の場所、別の人々、予期せぬ源泉からくるようにしてください。
自分のまわりを見わたして、自分がほしいものを得ていないようだったら、まずあらゆるお金の回路が自分に開かれることをハイヤーセルフに頼んでください。
自分が一定の源泉だけを通じて何かを得ると決めるとき、それが自分のところへ来ることができる、他のすべての方法を締め出すことになります。
299.あなたの人生の状況は一晩でよりよい方向へ変わることができる、ということです。
あなたが、時間がかかるに違いないと信じなければ、自分の成功を取り巻く状況が変わるのに時間がかかる必要はありません。
おそらく、あなたは、ある日自分がお金のことで心配していたのに、次の日には何か良いことが起こって、そのおかげで自分の心配がなくなったときのことを思い出すことができるでしょう。
ですから、もしお金のことで憂うつならば、覚えておくべきことは、それは一時的なことで、状況は変わることができるということです。
自分がほしかったお金や何かを、奇跡とも思えるほど全く予期しない方法で受け取ったときのことを、思い出せる限りすべて考えてください。
すすんで肯定的な考えをもち、自分の内なる導きを聴き、それにしたがい、自分を信頼し、自分の高い目的に関われば関わるほど、あなたは奇跡をますます引き寄せるのです。
300.最大の奇跡とは、生そのものです。
あなた自身が奇跡であり、あなたは自分のほしいものを何でも創造することができ、それもまたもう一つの偉大な奇跡です。
あなたがもてるものには何の障害も制限もありません。
唯一の制限は、あなたが自分のために何を思い描き、何を求め、何を自分がもてるかを信じることです。
奇跡は愛の働きによるものです。