<本当の自分を生きる秘訣とは?>
本当の自分とは何なのでしょうか?
それは「あらゆる定義を自由に作り出す出発点」であり「定義できないもの」です。
ではどのようにして本当の自分を生きたら良いのでしょうか?
答えは単純で「波動を上げること」です。
波動を上げるには様々なルートがありますが、最もバランスよく波動を上げる4つの道(チャンネル)があります。
この記事ではあなたが最もバランス良く波動を上げて、本当の自分を安定して生きられるようにするためにあります。
<波動を上げるための4つの道(チャンネル)とは?>
あなたの波動をバランス良く上げるための4つのチャンネルは以下の通りです。
1.あなたと、あなたの肉体および「カー(生命力)」を含む精妙なエネルギー諸体との関係チャンネル
2.あなたと、あなた自身または他者との関係チャンネル
3.あなたと、あなたの宇宙や世の中や地域社会に対する奉仕との関係チャンネル
これは仕事という形をとる場合も多いですが、地域活動・ボランティアなども含まれるため職業だけに限られたチャンネルではありません。
4.あなたと、あなたの暮らす世界を構成する「聖なる四大元素」との意識的な関係チャンネル
「聖なる四大元素」とは、地・火・水・気(空間)の4つのことです。
<4つのチャンネルを底辺にもったピラミッド>
上に頂点があるピラミッドの形を想像してください。
その頂点は、あなたが進化できる意識の高みを表すシンボルです。
底辺の4つの基点・角が頂点を支えています。
その4点はバランスの取れた高次の波動状態に達するために不可欠なそれぞれの要素を表しています。
上記に記載した4つのチャンネルがあなた自身を支える基盤となる面を作り出しています。
あなたの意識レベルを急上昇させる秘儀はたくさん存在しますが、そのようにして得た意識状態も、安定した基盤がなければ、維持する事が困難となります。
上記の4つのチャンネルをバランスよく強化していない状態では、結局は低次の気づきの状態と周波数に舞い戻ることとなるでしょう。
逆に、これら4つのチャンネルをバランスよく向上させれば、あなたの意識は高次の状態で安定し、さらなる高みに昇り続けることでしょう。
さて次は、上記4つのチャンネルについて詳しくみていきましょう。
<1.肉体と生命エネルギーとの関係チャンネルについて>
スピリチュアルを探求している人が見落としがちになるのがこの肉体やエネルギー諸体との関係チェンネルです。
これには、肉体的な健康の追求(食事の取り方、生活習慣、住居環境など)、肉体面での生命力(カー)の供給などが含まれます。
瞑想やワークなどを通じて意識の面での波動が上がったとしても、肉体面が疲労しすぎていたり、痛んでいたりした場合には、あなたの根底的な波動の上昇が妨げられてしまいます。
つまり肉体に引き戻されてしまい、高い意識の状態にとどまることができないということです。
セッションをしていて、食事に気をつけていない方や生活習慣が乱れている方は波動が一時的に上がっても、またもとに戻ってしまうことがほとんどです。
そのため、何度セッションをやっても波動が高い状態で安定しない場合には、食事の見直し、住環境の清掃、環境との付き合い方の見直し、就寝時間など生活習慣の見直しなどが必要であると常々感じます。
さらにこの1のチャンネルは生命力(カー)との意識的な関わりがどれくらい築けているのかが非常に重要です。
生命力は「カー」「プラーナ」など様々な呼ばれ方をしますが、世界に充満している目に見えないエネルギーのことです。
生命力を取り入れるには、生命力を意識して呼吸をすること、自分の頭頂から脊椎に沿ってある光の柱を通じて生命エネルギーを呼吸とともに取り入れるなどがあります。
自然の中でこれらのことを行うとより自分が生命エネルギーに満たされるのを感じることでしょう。
<2.自分との関係、他者との関係チャンネル>
このチャンネルを通じて自分の波動を上昇させていくには、以下の2つのことが重要です。
1.自分自身のことを意識的に探求し、理解を深めること
2.他者との調和した関係を意識的に築き続けること
自分のことだけを探求することは比較的容易ですが、他者としっかりと肯定的な関係を築くことに苦労するライトワーカーは少なくありません。
ライトワーカーの方は非常に勇敢であるため、あえて困難な家庭環境に生まれたり、過酷な環境に飛び込んでいったりした経験(過去生を含む)が多く、人間関係に肯定的なイメージを持つことが困難であることも少なくありません。
しかし、今までどのような経験をしていたとしても、自分との関係性と他者との関係性の問題を解決し、肯定的な関係を築いていかなければ、それが足かせとなり、予期せぬ低次のエネルギー状態に逆戻りしてしまうことがあるのです。
ライトワーカーはこの地上に天国を顕現する役割があるため、人間関係は避けては通れない道です。
この「2.自分との関係、他者との関係チャンネル」をより良くする秘訣は、「人々との明確で誠実な関わりを築くこと。」です。
自分自身に正直であると同時に、自分の欲求や願望を率直・ありのままに伝えていく事が大切です。
実際に、人との関係を通して自分の意識が表現されるとき、それは自分自身の未解決な問題(を作り出す信念)を映し出して見せてくれる強力な鏡となります。
他者との関わりをもたなければ、自分は気づきや思いやりの心を有する一定の意識レベルに到達した人間だと容易に信じ込んでしまいます(期待と幻想の状態)。
人と関わる時、正直で明晰な意識(ちゃんとハッキリ物事を見る状態)であれば、自分自身の愛情や思いやりに欠けた部分がたちまち明らかになる事でしょう。
もしかすると、あなたが自分に正直なればなるほど人はあなたの気持ちを逆なでするように感じるかもしれません。
場合によっては摩擦や揉め事といった相当な不快感、さらには苦悩すら引き起こす可能性があります。
実は、その逆なでされていると感じるポイントこそ自分自身の未解決の部分を鏡として映し出してくれています。
これは人と関わらなければ決して表面化してこなかった本当のあなたに歯止めをかけているポイントのため、出てきた時に修正してく事が賢明です。
多くの人たちが、自分の感情を切り捨てたり、無視したり、自分にとっての真実を言わなかったり、本当の意図を自分にも相手にも隠したりして、上記のような不快な状況を避けようとしています。
このようにすることによって表面的にはトラブルを避けられているように思えますが、実際には、本来なら意識がクリスタルのように澄み渡って明晰になる絶好の機会であるにも関わらず、どんよりと曇った麻痺した意識になってしまうのです。
人間関係の解決策は、人との関わりのなかで、できるだけ率直で素直であること、
そして、自分の要求や願望をできるだけ誠実かつ明確に相手に伝える努力をすることです。
あなたの意識レベルを向上させるアセンションのピラミッドの土台にこの2番目の基点がしっかりと根づいたとき、ピラミッドはさらに安定し、堅固なものになるでしょう。
<3.世の中や地域社会に対する関係チャンネル>
波動上昇の3つ目のチャンネル(道)は、あなたが地上での時間をどのように送るかや、世の中での仕事や人々への奉仕に関わるものです。
これは仕事だけでなく、それ以外の活動も関係してきます。
あなたがどのように世界と関わっているのか、自分のエネルギー、関心、奉仕などといった点で世界に何を与えているかという事が関係しています。
あなたの仕事や奉仕活動は、あなたが真実の自己を表現する手段なのです。
真の意味の仕事とは、あなたの愛の顕在化に他なりません。
あなたがしている仕事は、あなた自身の愛、気づき、意識、そして熟達した知識や技術などを顕在化させる場所でもあります。
仕事は、あなたという人を表現し、内側の不明瞭や混乱して濁っている部分をも映し出して見せてくれます。
もしあなたが今の仕事に満たされないものを感じていたり、世の中に対して十分に創造性や愛を発揮していないような気がするならば、あなた自身の内側の共鳴する領域で、意図が不明確なところに目を向ける事が重要です。
「問題」は仕事や活動の中にあるのではなく、仕事や奉仕というエネルギーを通して、あなたがどう関わっているか、あるいはどう関わることを拒否しているのかと関係しているのです。
つまり、仕事や奉仕を通じてあらゆる場面で自分を映す鏡を経験し、その都度意識を強化、修正、上昇させていけば良いということです。
このことからも自分の活動や仕事をすることは重要なことなのです。
<4.世界を構成する「聖なる四大元素」との意識的な関係チャンネル>
このチャンネルは聖なる四大元素である地・火・土・気(空間)とあなたの意識的な関わり方と関係しています。
これらの4大元素は科学的な物質というよりも、意識を持った目覚めた存在といったほうが近いでしょう。
ハトホルの世界には聖なる四大元素に対応する音があります。
「エル(EL)」が地、「カー(KA)」が火、「リーム(LEEM)」が水、「オーム(OM)」が気と空間です。
わたし達の周辺や体内を流れる元素には意識があり、私たちが呼吸する空気も意識を有した存在なのです。
足をつけている地にも、水や火にも意識があるのです。
はるか大昔これら4つの元素が協力しあって人体を形成する事が可能となりました。
私たちが地球の密度を経験するための乗り物を創造した4大元素に対して感謝に基づく関係を築いていくことで、あなたの中に宇宙的で普遍的な理解が形成されはじめます。
こうした理解があれば、私たちはこの世界を大切に扱い始めるようになるでしょう。
聖なる元素の思いやりや愛や奉仕があってこそ、私たちがこの地上において進化する事が可能となるのです。
多くの科学的な現代人が4大元素との関係から切り離されているため、安らぎを求めていても、地上に自分の居場所を見つける事ができないと感じています。
解決策はさらなる快適な環境を作り出す科学技術ではなく、今ここに存在し、私たちを取り巻いている諸元素を感じ、その神聖さに気づく事です。
それらの神聖さに気づく事ができればおのずと自分の肉体にも神聖さを感じる事ができるでしょう。
<4つのチャンネルを意識的に切り替えて生きる>
あなたが今向き合っていることはこの4つのチャンネルの内、どのチャンネル(道)を向上させ、前進させるものでしょうか?
日常生活を送りながら4つのチャンネルを意識的に切り替え、それぞれのチャンネルを向上させ続けてください。
4つのチャンネルを向上させるヒントは以下の通りです。
チャンネル1.あなたの肉体を大切に育み、丈夫にする。
チャンネル2.あなたの自己の真実を探求し、気づき、さらには他者との率直な関係を培う。
チャンネル3.あなたと仕事の関係、あなたと奉仕の機会との関係を深め、充実させる。
チャンネル4.あなたと、肉体や地球上の現実全体を構成している「聖なる四大元素」との意識的な関係を強める。
以上、4つのチャンネルを強化して進行を見守り、日々それを確認してください。
無意識的に生きるのではなく、意識してチャンネルを切り替え、そのチャンネルの向上に最善を尽くしていれば、基盤の安定のために必要なエネルギーを確保する事ができます。
このようにして安定して基盤は、あなたを意識のより高次の領域へと安全に上昇させてくれるでしょう。
<4つのチャンネル(道)を上昇させるワーク>
1.肉体との関係を向上させるワーク
ワーク1.健康を阻害すると感じるものをリストにする。
例:明らかに健康を害する食事、健康を害する睡眠時間など
ワーク2.それをやめる。
ワーク3.肉体的な健康を育み、丈夫にし、健康を増進させることにつながること(今すぐできるもの)をリストにする。
例:カー(生命力)を意識して呼吸する、ストレッチ、ウォーキング、綺麗な水を飲むなど
ワーク4.をできる範囲で実行に移す。
→続けることが大切なので頑張りすぎずに、まずできるところから気軽に始めること。
2.自分の真実に気づき、他者との率直な関係を培うワーク
ワーク1.自分に対する理解を深められる活動をリストにする。
例:読書、セミナーやワークショップへの参加など
ワーク2.できる範囲で実際にそれを行い続ける。
ワーク3.人間関係で修正したり、関係を深めたい人をリストにする。
例:パートナー、子供、同僚〇〇さん など
ワーク4.その人たちそれぞれに対して自分に正直になった時、感じるポイントを鏡として活用し、自分の内面を修正、強化する。
例:〇〇さんがいつも△△することに対して腹が立つ
→ 自分の中にある◻︎◻︎しないといけないという信念・ルールを手放し、◎◎というルールに変更する。 など
ワーク5.実際にその人たちに対して自分の真実を率直・誠実に表現するようにする。
例:本当は嫌なことは嫌であることを伝える。
本当は欲しいものを伝える。
自分の大切にしていることを伝える。 など
3.仕事や奉仕活動との関係を深め、充実させるワーク
ワーク1.自分の仕事に対して感じていることをリストにする。
ワーク2:リストにしたものに対して、良いものは強化しましょう。
良くないと感じるものは、そのように感じる自分の内面を見つめ、「なぜそう感じるのか?」という信念を見つけ出し、修正しましょう。
自分の内面の信念やルールを変更しない限りは転職しても繰り返す可能性が高いからです。
ワーク3.お金になる、ならない関係なく自分がやりたい活動をリストにする。
ワーク4.ワーク3でリストにしたことを今できる範囲で始めてみる。
つまり今できる自己表現を結果を気にせずやってみるということです。
4.肉体や地球上の現実全体を構成している「聖なる四大元素」との意識的な関係を強めるワーク
ワーク1.この世界を構成している四大元素に対して意識を向けましょう。
あなたの身の回りにどれくらいその元素が溢れているのかを意識的に感じ、感謝してください。
ワーク2.生活していく上で四大元素に意識的な感謝を送るようにしましょう。
そうすることによってさらに四大元素との関係が深まります。
ワーク3.自分の肉体を構成している四大元素や肉体自身にも感謝を伝えましょう。
ワーク4.感謝しながら「エル(EL)」、「カー(KA)」、「リーム(LEEM)」、「オーム(OM)」と唱えてみる。
<追記>
以上のワークなどを参考にしながらこれらの4つのチャンネルを意識的に向上させ続けてみてください。
そうすることによってあなたの波動が上がり、真実の自分を自然に表現できるようになるでしょう。
波動が上がることで自分が本当にやりたいこと、地球に何をしに来たのかなどを感じるようなってきます。
何をするにも自分自身の波動の状態が一番重要です。
自然に波動が上がるのを待つのではなく、意識的に今できるところからやっていってください。
参考文献:『新・ハトホルの書』トム・ケニオン著
ハトホルに無限の感謝を込めて