<自分のやりたいことを見つけることについて>
自分の本当にしたいことを見つけるときに、人のことは考えずにまず自分のことだけ考えて見つける必要があるとアドバイスされたことがあるかもしれません。
しかし、このアドバイスに従っても、自分のやりたいことがどうしても人と関係してくるように思える場合があります。
この場合、まず自分には「人格レベル」と「魂レベル」の自己があることを念頭に起きましょう。
<人格レベルの自己が意識していること>
「人格レベル」の自分は、どちらかというと以下のようなことを考えがちです。
「人から〇〇が欲しい」
「関わることで〇〇をもらいたい」
「〇〇を得るためにやりたい」
〇〇には評価、メリット、お金など自分の欲しいものが入ります。
つまり、人格レベルだと自分一人のことだけに視野が狭められています。
これは悪いことではありませんが、さらに先にいってみましょう。
<魂レベルの自己が意識していること>
一方「魂レベル」の自分は以下のようなことを考えています。
「この状況、この人に対して自分が何を喜んでできるのだろうか?」
「この人に対して自分は何を(明るい気持ちで)与えたり、伝えたりできるだろうか?」
「人格レベル」は1人の自己が中心ですが、「魂レベル」になるとその自分だけの枠組みが外れてきます。
そして、不思議なのですが「魂レベル」の自分を満たすようにすると、結果的にお金やメリットなどが最も良いかたちで自分のところにやってきます。
しかし、魂レベルの自分は何が相手からお礼として返ってくるかは気にしていないことがほとんどです。
<魂レベルの自己で生きる>
人に関わることをやりたい時は、
「あなたが人から得たいもの」ではなく、「あなたが人に与えたいもの」に意識を集中させてみてください。
それは「結果は気にせず、ただやりたいなと明るい気持ちになることに集中すること」ともいえます。
<魂レベルの与えたいものとは?>
魂レベルの「与えたいもの」は食べ物など物質的なものというよりも、
「美、愛、思いやり、喜び」などの質やエネルギーであることが多くあります。
魂は成長や拡大を目指しています。
そして、魂は特定の質やエネルギーを人に与えると成長します。
なぜなら質やエネルギーを与えるとき、それを自分の中を通過させることになり、自分も受け取ることになるからです。
人に美しさを伝える人は自分の中で美しさが増すのを感じるでしょう。
人に愛を与えると自分の中を愛のエネルギーが通過するため、自分の中でも愛が拡大するのを感じるでしょう。
<どうやって魂の与えたいものを見つけるのか?>
魂としてのあなたがこの地上で人に与えたいと思っているものと見つけるにはある感情や感覚がヒントになります。
それは「喜び、感謝、自由、自信、愛、情熱、ワクワク、大いなる気づきの感覚」です。
魂としての自分が与えたいものを突き止めた時には上記の感情が沸き上がるでしょう。
<魂レベルで与えたいものを見つけるリスト>
以下は魂としてのあなたが表現して人に与えたいと思う質やエネルギーを見つけるためにキーワードです。
自分が喜んで人に表現できる質やエネルギーを見つけましょう。
その質やエネルギーを表現すると思うと自分が明るい気持ちになるキーワードを見つけてメモしてみてください。
〜〜〜
平和、喜び、愛、無条件の愛、均衡、私自身の力、許し、成長
謙虚、慎ましさ、平静、バランス、中心にある状態、美しさ、
至福、思いやり、奉仕、善意、心からの親切、調和
愛他心、一体性、光、浄化、拡大、意志、
安心感、安堵感、創造性、創造、自発性、
革新性、想像力の豊かさ、新しいことを生み出すこと、
予見力、創意工夫、一か八か勝負すること、ムードメーカー、
個性、進取性、カオスを生む、父性、母性
普及、表現力の豊かさ、賢さ、面白さ、
鋭敏・劇的、ユーモラスさ、研究好き、
知識を提供する、生き生きしていること、
自分の認識に基づいて行動すること、聡明、
雄弁、あらゆるメディアが得意とすること、
楽観主義、人生の明るさ、教育、豊かさ、
人生を楽しむこと、軽さ、楽しさ、
奉仕、貢献、面倒見の良さ、暖かい人柄、
愛情豊かさ、寛容、人を思いやること、
有能さ、信頼、親しみやすさ、慈悲深い、
献身的、世話好き、霊的な成長、鋭敏、
慈悲、深い思いやり、霊感を与えること、
インスピレーション、インスピレーションを与える、
熱心、人を癒す、暖かい人柄、人を導く、心の結びつき、
解放、自由、人を大事に育てる、世権力、使命感、
博愛主義、惰性や停滞から抜け出させること、
説得、生産的、構造的、組織的、精力的、
正面から物事に取り組むこと、集中力、
英雄、正直、機知に富む、断固とした信念、
家族思い、保護、母性、防衛的、熟練、
地に足が着いていること、誇り高さ、行動力、
手先が器用さ、実際性、現実的であること、挑戦、忠実、
リーダーシップ、周りの人に向上心を起こさせること、親切さ、
寛大、カリスマ性、策略、自信、安定、
円満(満ち足りていて不満や争いがないこと)、威厳、博識、
人を使ううまさ、金銭運用の上手さ、誰とでもうまく付き合えること、
人から忠誠心・愛情・献身を引き起こす力、優れた将軍力、
知識、理解力、聡明、正直、現実的、
几帳面、総合性、物事をまとめること、中立性、
仲裁、堅実、好奇心が強い、観察、明晰さ、
論理、冒険、記録
〜〜〜
リストは以上となります。
自分が表現したいと思う質やエネルギーは見つかりましたか?
<魂レベルで与えたいものをさらに現実にするための質問>
自分の表現したい質が見つかった場合は以下のような質問を自分にしてください。
<質問1>
「自分の選んだ質のうちで今すでに何らかの活動で表現しているものは何だろうか?」
例:「美しさ」の質を表現したいと思ったが、実際にすでに〇〇の活動で表現している。など
<質問2>
「質問1で答えた活動をさらにパワーアップさせるためにどのようなアイデアがありますか?」
例:もっと〇〇の活動で、美しさにこだわって□□をする。など
<質問3>
「自分が選んだ質の中で表現していないものはどれですか?」
例:自分が表現したい質は「美しさ、ユーモラスさ、情報を提供すること」の3つだけど、「ユーモラスさ、情報を提供すること」をしていない。
<質問4>
「質問3できいた表現していない質を今からできる活動でどのように表現し始められそうですか?」
例:「情報を発信すること」を実際に行動に移すために、ブログを開設して記事を書き始める。など
<質問5>
「質問2と質問4で出たアイデアの中で一番明るい気持ちでできそうな行動はどれでしょうか?
一つ選んで実際に行動に移してみてください。」
そして、次々とアイデアを行動に移していきましょう。
特に質問4で思いついた行動は新しい領域のことになるので、実際に行動に移すと人生が大きく変わる可能性があります。
<人に何かを与えることを考えるときの3つの注意点>
人に与えるものを考えるとき大切にしてほしいのは以下の3点です。
・自分を犠牲にしないものであること、つまり「自分は嫌だけど相手のためになるもの」ではないこと
・自分の本心に正直なこと、ウソがないこと、つまり、自分がハートから与えたいなと「感じる」ものであること
・「喜び、感謝、自由、自信、愛、情熱、ワクワク、大いなる気づきの感覚」など明るい気持ちを感じれるものであること
人に何かを与えるときに大切なのは最低でも以上の3点です。
<追記>
「私は地球に何をしに来たのだろうか?」
と、
「自分を犠牲にすることなく、本心に沿ったかたちで、喜びやワクワクを感じながら与えたいもの、表現したいことは何なのだろうか?」
は、本質的には同じ質問です。
上にも書きましたが、喜びやワクワク・情熱の感情は自己の本質と調和しているときに感じる感情エネルギーです。
つまり、喜びやワクワクを感じることをしている場合、あなたの本質と調和してこの地上の活動をしているということを示しています。
それは、自分がこの地球に来て本当にやりたいことをやっているという現れなのです。
自分が喜びやワクワクなど明るい感情を抱く活動を実際に始めてみてください。
そのとき、あなたは地球に来た目的を生きていることになるでしょう。
そして、今現在あなたがどのような仕事をしていても、今いるところから地球に来た目的を生きることができます。