イニシエーションとは?7つのイニシエーションについての詳細

以下にイニシエーション(霊的進化の段階)の要約を書きますので、自己に理解のためにお役立てください。

自分はイニシエーションなど関係ないと思う人もいるかもしれませんが、実際には誰もが寝ている間に各自でイニシエーションを通過していることがほとんどです。

自分に対して理想や妄想も入れずに現在地を把握することは霊的成長において非常に重要です。

<イニシエーションに入る前>

人は自分自身を知り、弱点を突き止め、正すことを始めます。

それからスピリチュアルな知識や神の叡智の基礎を学び、霊的進化の基礎を深めていきます。

実際には潜在意識かでその過程が進んでおり、顕在意識での人格はそれを自覚していないことがほとんどです。

この時期になると、思考が活性化し、思いつきや予感に対しても敏感になり、スピリチュアルな感覚が高まっていきます。

そして、他に手を差し伸べ、他を祝福する力が自分の内に増したことの自覚からイニシエーションを望むという願望がイニシエーションの入り口を開きます。

 

<イニシエーションの詳細>

・以下の文章で使う「支配」とは、その対象に振り回されるのではなく、より高次の視野に立ってその対象を活用し、調和(バランス)を取ることができることです。

・イニシエーションは各段階の中にさらに7つのステージがあります。

1つのイニシエーションが始まった時、その最初のステージに入るということです。

 

第1イニシエーション:霊的誕生と肉体の支配

・第1イニシエーションは、肉体という体の支配に関わっています。

このイニシエーションを完了するには、肉体支配の最初の段階、食欲、性的衝動、睡眠などの支配が要求されます。

それらを魂の下で行い、バランスのとれた理性的状態を保つ必要があります。

第1イニシエーションはキリスト意識へ至る入り口であり、キリスト意識とは責任・無条件の愛・奉仕の精神からなります。

第1イニシエーションは霊的ハイラーキーの長であるマイトレーヤーが司祭役であり解説者である。

 

第2イニシエーション:感情と願望の支配

このイニシエーションを完了するには、感情体(感情や願望)を支配する必要があります。

必要なのは、様々な場面で感情的欲望に振り回されず、強い意志を持って自分の本質に沿った選択をし続けることです。

物質的欲望は、解放や神の悟りを得るための霊的願望に変わり始めます。

第2イニシエーションでもマイトレーヤーが司祭役であり解説者である。

 

第3イニシエーション:心、思考の支配

第3イニシエーションは、メンタル体(思考)の支配に関係しています。

このイニシエーションを完了するには、心や思考に加え、肉体・感情体・メンタル体からなる「人格」も統制する必要があります。

第3イニシエーションでは「魂」の融合が達成されます。

肉体、感情(アストラル)体、メンタル体を支配することにより、地球上の人々は自らの人格を魂に統合させることが可能となります。

その結果、愛や許しや奉仕を望み、輪廻の車輪からの解放を望む様になります。

第3イニシエーションで魂の融合が達成されると、もはや低次元の思考や願望に支配されることはなく、その「魂が注ぎ込まれた人格」の波動は、極めて高次元のものとなり、物事は急速に進行し始めます。

マインドは主として魂からの閃きや直感や刺激に対して敏感になります。

知識が信じがたいスピードで蓄積され、コーザル体(魂体・スピリット体)からのエネルギーにも通じることが可能となります。

第3イニシエーションでは、地球ロゴスであるサナート・クマラの指示のもと、特殊なロッド(杖)が用いられ、膨大な霊的エネルギーがイニシエーションを通過している人に流されます。

 

第4イニシエーション:あらゆる執着の放棄

第4イニシエーションは、コーザル体(魂体・スピリット体)と呼ばれる体が燃え上がり、その時、モナド(霊)に回帰し、統合され始めます。

その瞬間からモナドは魂を超えて、人の指導的立場になります。

第4イニシエーションの完了に先立ち、物質界へのあらゆる執着を放棄する必要があります。

物質界への執着とは、名声、富、権力、利己主義、評判そして友人、家族なども含まれます。

この段階にいる人は、他の体に生まれ変わるか、アセンションを完了するまでその体で人生を続けるかを選択することになっています。

第4イニシエーションには、4体システム(肉体・感情体・メンタル体・スピリット体)の光指数(人体のオーラ場が保有する光保有率)65パーセントが必要とされます。

第4イニシエーションを通過する時点で、輪廻転生からの解放を遂げ、将来的に物質界との接触を望むかどうかは自由意志に任されることになります。

このイニシエーションを通過した者は、ブッディ的容れ物を駆使しながらブッディ界という意識階層で活動することになります。

この時点で1〜3チャクラが利己的エネルギー不在の完璧な純化を達成され、人格、魂、モナドを結ぶ虹の橋<アンタカルナブリッジ>が築かれ始めます。

同時に、全過去世を通して蓄積した知識、科学、叡智、体験の全てがこのイニシエーションを通過した人の活用できるものとなります。

第4イニシエーションもサナート・クマラが司祭役であり解説者でもあります。

 

第5イニシエーション:モナドとの融合開始

第3イニシエーションでは魂の統合が始まりましたが、第5イニシエーションではモナドとの統合が始まります。

第5イニシエーションは第6イニシエーション(アセンション)の初期の段階ともいえます。

アセンションは人格、魂、モナドが地上で統合された存在になることを意味しています。

第5イニシエーションでは、意識の面でモナドと統合します。

このイニシエーションを経たマスターは「アデプト(超人)」と呼ばれます。

アデプトは世界に奉仕する際に惑星エネルギーを自由に使うことができます。

第5イニシエーションは最初の宇宙レベルのイニシエーションです。

第4イニシエーションがブッディ界との融合であったのに対し、第5イニシエーションではアートマ界との融合が起きます。

人類とともに働くアセンデットマスターの大部分が第5イニシエーションを受けた時の姿を留めています。

第5イニシエーションには光指数75パーセントが必要とされます。

このイニシエーションで活性化させるのは第一チャクラです。

第5、6イニシエーションは内面の世界(寝ている時などに行く次元の違う世界)で起こるため、大抵の人はイニシエーションが終わったことを理解できない傾向にあります。

アセンションの場合も同様です。

 

第6イニシエーション:アセンションの達成

第6イニシエーションはアセンションのことで、この地球にいる全ての人が望んでいる経験でもあります。

アセンションを果たすためには自身の全ての転生におけるカルマの51パーセントを清算し終えている必要があります。

さらにはアセンションするためには、当人自身のダルマ(徳)、あるいは地上での使命を全うしていることが必要条件です。

アセンションとは物質界だけでなく、いかなる意識界層、いかなる時出会っても、自らを表現していく能力と関係があります。

そして、神谷キリスト意識を共有する兄弟姉妹と一体であるという感覚を常に持ち、世界に奉仕する者としての自覚を有することでもあります。

第6イニシエーションの通過、アセンションは5次元への移行ともいえます。

アセンンションに関してチャクラの変化も挙げられます。

私たちに馴染みのある7つのチャクラは3次元のチャクラであり、4次元のチャクラは8〜16まであります。

そして、5次元のチャクラは17〜22番目と関係があります。

アセンションの時には16番目のチャクラが次元を落としてクラウンチャクラの中に降りてきます。

15番目のチャクラは第三の目のチャクラ、14番目は喉のチャクラというように、一番下方のチャクラに至るまでそれぞれの移動が起きます。

そして、4次元に属するチャクラは統制され、完璧な状態になります。

以前は第6イニシエーションを完了すると、肉体を離れて、霊的世界に移行していました。

肉体を非物質化し、霊界に行った人も稀にいました。

しかし、今の時代は高次のマスター達とサナート・クマラ(地球の神)の新しいゴールは、人をアセンションさせて、新時代をもたらす手助けとなるように地球上で奉仕を続けさせることです。

アセンションはモナドとの完全な融合のことです。

アセンションすることによって意識はモナド界と完全なる融合を果たします。

人はアセンションのあと、ライトボディーに完全に住むことになります。

ライトボディーは当人が全転生を通して顕現してきた光から創られる体のことです。

これから先は肉体ではなくこのライトボディーに乗ることによって進化の道を進みます。

アセンションのためには完全な健康体である必要はなく、さらに否定的感情や否定的な人格部分(エゴ)にとらわれることない完璧な人間である必要もありません。

アセンションを完了した人は高い波動の領域に入り、はるかに多くの光を持つようになります。

そして、モナドや高次元のマスター達との繋がりがよりいっそう強くなります。

第6イニシエーションは「喉のチャクラ」と関係があります。

第6イニシエーションを通過するためには、4体システムが80〜83パーセントの光の保有量が必要です。

 

第7イニシエーション:6次元へ移行

第7イニシエーションは地球で通過できる最高のものと言われています。

第7イニシエーションはハートチャクラで発生します。

第7イニシエーションの通過後、様々な超常的能力が開花することがあります。

超常的能力とは「物理法則を否定する超能力」のことです。

ハートチャクラの中でエネルギーの完全な爆発が起こり、それによって全ての新しいチャクラシステムが創造されます。

あらゆるチャクラはひとつの光の柱となって、アンタカルナブリッジ(創造主までつづう光の柱)と連結します。

この新しいチャクラシステムは新しい星系の創造とも呼ばれています。

第7イニシエーションは初期の段階では光の保有量が89〜91パーセントに達した時に始まります。

そして、光の保有量が94パーセントに達しモナドと新しいレベルで融合して初めて本格的に第7イニシエーションが起こります。

光の保有量が97〜98パーセントのレベルで安定するまで第7イニシエーションは完了しません。

このイニシエーションによって人はモナド界からロゴス界へと上昇します。

第6イニシエーションがモナドとの統合を扱っているのに対し、第7イニシエーションはサナート・クマラ(地球の神)やシャンバラとの融合と関係しています。

第7イニシエーションを通過した人は惑星レベルの指導的な立場になるとも言われています。

第6イニシエーション(アセンション)の後、4体システム(肉体・感情体・メンタル体・スピリット体)にモナドが融合できていたとしてもそれは部分的であり、第7イニシエーションを通過することによって完全なモナドとの融合が起こります。

 
・7つより先のイニシエーションがありますが、まずこの地球に置いて第7イニシエーションまで通過することが非常に大切です。

 
 

<各段階の自分を構成するもの>

以下は各段階の自分を構成するものです。

イニシエーションを進むことによって、以下の能力を発揮することができるようになります。

 

「人格」を構成するもの:

人格は以下の三つの体から構成されています。

 

1.メンタル体:

メンタル体があることによって人は考えることができます。

人は「脳」で考えているのではなく、メンタル体を通じて考えています。

メンタル体はこの肉体の周りにあるオーラ体のため目には見えません。

 

2.感情体:

感情体は感情を司る体です。

人は感情体を通じて喜怒哀楽などの感情を経験します。

感情体も同じくオーラ体のため目には見えません。

 

3.肉体とエーテル体

この二つはセットのようなものです。

エーテル体は肉体の設計図のような体で、私たちの目に見える肉体をどのように組み立てるのかに影響を与えています。

肉体とは、この目に見えている身体のことです。

人格は以上の3つの体で構成されています。

 

「魂」を構成するもの:

魂の3つの局面は以下の通りです。

 

1:霊的意志

2.直感

ーーー愛と叡智、キリスト意識(つまりモナド)と通じる

3.ハイヤーマインド(高次のマインド)

 

「モナド」を構成するもの:

1.神聖なる意志ないし力 ーーー 第一光線

 

2.愛と叡智 ーーー 第二光線 

3.活動知性 ーーー 第三光線

 

<追記>

アセンションを目指す課程で念頭に置いておくべき重要な点は、時間や空間というものが実際には存在しないため、一人一人がすでにアセンションした側面を持ち合わせているということです。

それぞれのアセンションを加速させる秘訣は、すでにアセンションしている5次元以上の自己(ハイヤーセルフ)を呼び寄せ、オーラに溶け込んでもらい融合することです。

そうすることによって、彼らがアセンションを経て到達したレベルの波動にまで自身を高める助けとなります。

さらにモナドと前もって融合することで加速的にアセンションが進むことでしょう。

私がセッションで『ハイヤーセルフと融合するセッション』と『モナドと融合するためのセッション』を提供しているのはあなたのこの地上でのアセンションを早め、高い波動でライトワーカーとして地上のミッションを遂行してもらうためです。

自分の意識を注ぐ対象を注意深く選別してください。

今の地球はアセンションしライトワーカーとしてさらに光を発するには絶好の機会です。

この時期にどのような道に進むかは完全にあなたの自由意志に委ねられています。