スピリチュアルな人はお金についてはどのように考えれば良いのか?

これから生きる上でお金についてどのように考え、付き合ってゆけば良いのでしょうか?

特にスピリチュアルなことに関心がある人はどのようにお金と付き合っていくのが良いのでしょうか?

以下『運命の脚本を描く』ロナ・ハーマン著 より、大天使ミカエルからのメッセージを参照してお伝えいたします。

天使といっても、かなり現実的な話なのでぜひ人生に役立ててください。

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お金は豊かさの一つの形です。

お金は、あらゆることを達成し、創造するために費やされたエネルギーと時間を表わしています。

もちろん大いなる喜びをもたらしてくれる豊かさの形には、お金以外のものが数多くあります。

お金は豊かさと幸せを達成するための手段の一つであり、お金自体が人生の目的ではありません。

この地球では、お金は自分の望むもの、繁栄、やすらぎ、喜び、意味のある生き方を達成することを可能にしてくれます。

スピリチュアルな道(覚醒の道)に歩み入る人たちの意識の最も深いところに埋め込まれている思考形態の一つは、欠乏/不足/豊かさと聖なる我への奉仕といわれています。

スピリチュアルな道を探求している多くの人が、仲間たちと調和を保ちながら素晴らしい人生を送ろうと努力しているのに、なぜ自分はいまだに貧しい生活に追われているのだろうと思っています。

私もずっとそうでした。

私たちが共同創造のマスターとなって、この人生で苦痛や苦しみ、不足、欠乏を現実に顕現するする代わりに、愛や喜び、調和、豊かさを顕現するためにはどうしたら良いのでしょうか?

そのためにはまず、意識のもっとも深いレベルで克服して、除去しなければならない根強い考え方があります。

1.他の人に対する奉仕と自分自身に対する奉仕にはバランスが必要です。

そして、他の人たちを尊重する前に自分自身を尊重しなければなりません。

自分を愛することができて、初めて他の人たちを愛することができます。

自分に課している条件を取り払い無条件に愛することで、始めて他の人たちを無条件で愛することができるようになるともいえます。

豊かになるためにはまず、私たちが創造する事柄、他の人たちと分かち合う事柄に自分から価値を置かなければなりません。

そうしなければ、私たちが創造することには何の価値もないと他の人たちは信じ始めることになるでしょう。

つまり、いかなるものであれ、他の人に大切であると思われ価値があるとみなされるためには、まず私たちがそれを大切で価値があるものだと思わなければなりません。

全てのことに関して「エネルギーの交換」がなければなりません。なぜならそれは宇宙の法則だからです。

お金は一つの象徴であり、交換するための手段です。

それは、あるものないしあることのために費やされた時間とエネルギーを表わしています。

2.どのようなレベルのものであっても、願望して顕現することについて学ぶときには、自分が創造するものを自らのものであると宣言して、それに対して責任を持たなければなりません。

3.私たちがこの地球で人間として生きる上で体験する最も重要な問題と教訓は、両極性と二元性の世界において、あらゆることのバランスをどのように実現するのかということです。

もちろん他の人に対する奉仕は良いことであり正しいことではありますが、自分自身に対する奉仕は悪いことであり間違っているという概念は超越して変えなければなりません。

自分自身に対する奉仕と他の人に対する奉仕を同じものと見なして、バランスを保つ必要があります。

マスターとして自分を確立するためにはそうする必要があります。

あなたは、自分自身に対して奉仕することに関してどのように感じていますか?

昔の宗教で教えられていた殉教や自己犠牲の時代は終わりました。

それはつまり、ある特定の人や存在に頼り、崇拝し、依存する時代は終わったともいえます。

もちろん、かつての地球の魂はまだ成熟していなかったため、そのような生き方やあり方が必要だった時期もあります。

しかし、今は、自己の尊厳を我がものとして宣言し、自己にとって最善のあり方を実現し、そうすることによって、ポジティブで喜びがいっぱいの成功者として他者へのお手本になる、そういう時代が来ています。

自分の力を他人に委ねるのではありません。自分自身の生活において顕現の宇宙法則を活用し、「自分の言葉を生き」「自分のヴィジョンを生きる」ことが大切です。

4.「スピリチュアルなことであるなら、無料で提供されるべきだ」という言葉や考え方をよく耳にします。

つまり、他の人たちにとって価値あることを学び、創造するためにどれほどの努力を払ったとしても、それは他の人に無料で与えらえるべきだと感じている人もいます。

それが奉仕であり、スピリチュアルな道には不可欠なことである。

自分が行っている仕事を大切に思わなければ、その仕事が他の人たちに対して持つ価値を著しく低下させ、多くの場合、まったく価値のないものとして扱われることになります。上記1参照。

そして、なんでも無料で手に入れようとする人は、たいていの場合、自分の人生で豊かさを顕現することが難しい人たちです。

私たちが提供するサービスや製品と引き換えに何らかのエネルギーの交換を要求しなければ、そのような考え方を強化することになります。

あなたは自分のサービスの価値をどのように考えていますか?もし、無料で提供し、奉仕するべきだと考えているのであれば、それは豊かさに貢献しない考え方であるため、超越する必要があります。

5.スピリチュアルな覚醒を探求する多くの人は、スピリチュアルな覚醒を探求する多くの人は、スピリチュアルであるためには物質的な性質と事柄をあきらめなければならないと信じています。

信じたことが現実化するのがこの宇宙のため、宇宙も協力して、そのように信じる人たちから物質的な豊かさを断ち切ります。

実際、全てのものには価値があります。それに対して何らかの形で払う必要があります。

お金であれ、ものであれ、何らかのエネルギーの交換がなければなりません。

唯一、無料のものとは「無」ないし、「無いもの」です。

無いものとは存在しないもののことです。

高次元の世界ではいかなるものといえども、無料で与えられることは決してありません。

なぜなら、そうすればそのものを「無いもの」のレベルに貶めることになり、その結果、そのものが現在の形で存在する権利を破壊してしまうからです。

そして、破壊されたものは宇宙の源ないし未顕現の原初の生命力物質に戻ることになります。

6.上記のような不均衡な信念体系に固執し、スピリチュアルな知識や仕事は無料で、あるいはエネルギーの交換なしに与えられるべきであると信じたとします。

そうすれば、宇宙はエネルギー(お金/サービス/品物)が私たちのところにやって来るのを妨げ、私たちが現在信じている価値体系にとどまるように、私たちをサポートするしかありません。

この宇宙は、人間が値すると信じているものしか考えることは出来ないという法則によって支配されているからです。

7.あらゆるものの宇宙の源に依存することによってお金/豊かさ/繁栄を顕現するようになったとき、私たちは「神聖な生得の権利」を我がものであると宣言しているのです。

必要なものをいただき、豊かさが自然に流入し、また自然に流れ出ていくことをゆるすようになると、必要としているものや願っていることが、それがなんであるか自分でも知らないうちに実現するようになります。

8.慈善の心を持つことは確かに大切です。(慈善とは、他者をあわれみたすけること。情けをかけること。特に、貧困の人々を救済すること。)

力づけることは大切ですが、施しはすべきではありません。(施しとは、あわれみの気持ちで、人が困っている状態を助けるような行為をする、恵み与えること。)

施しは貧困の意識をサポートするものに過ぎません。(なぜなら施す側も、施される側も意識のフォーカスが不足/貧困に向いているからです。)

慈善の心をもっていつ与えるべきかについては、あなた自身の判断力を使い、内なる導きを求める必要があります。

ハートの導きに従うようにすると良いです。

いかなる見返りも期待することもなく喜びをもって自由に与えることができるとき、それは適切な行為であるとわかります。

しかし、疑いやためらいや恨みの気持ちが少しでもあればそれは適切ではありません。

(著者である、ロナ・ハーマンさんは、自由に提供しているメッセージやものは、意識の目覚めを探求している人たちへの「種の贈り物」であると考え、その結果として感謝されたなら、それは十分すぎる報酬であると考えているそうです。)

9.思い出してください。私たちが求めているのは単なる「物」ではなく、「存在のあり方」なのです。

私たちが求めているものは愛であり、喜びであり、心のやすらぎです。そして、優雅にやすやすと展開する人生です。

私たちはそれぞれユニークな存在であり、これらの条件を満たすために何が必要と考えるか、それは人によって異なるでしょう。

愛とたくさんの祝福をあなたに。    

そして、以下に豊かさを顕現するための格言と効果的な活用法をご紹介いたします。

<格言の活用方法>

1.格言を唱える前に一度か二度、リズムをつくりながら深呼吸をします。

2.格言を朝と夜の二回唱えると良いでしょう。できればそれ以上だとなお良いでしょう。

好きな格言を暗記すれば、疑念やネガティブな思いがわいてきたときにすぐに唱えることができます。

3.自分は豊かな人である、健康な人である、幸せな人である、価値のある人である、と考えます。

そのような自分のイメージを描きます。(イメージは現状に制約されません。自由にイメージしましょう。)

4.豊かさを象徴する贈り物であれば、どんなに小さなことに対しても感謝しましょう。

感謝の態度を維持します。スピリットの導きにしたがって、与えられた祝福を他の人たちと分かち合います。

5.豊かさとはお金や「物」以上であることを理解しましょう。豊かな愛、豊かな喜び、溢れる健康、豊かな想像を自分のものであると宣言してください。

あなたが持っている数多くなスピリチュアルな贈り物を自分のものであると宣言してください。

「豊かさのための格言」

・宇宙から供給されるものに限界はありません。美と豊かさのすべては私の「神聖な生得の権利」です。

・創造主こそ私の豊かさの供給源です。

・私〇〇は、私の神聖な権利であり、自然なあり方として豊かであることを受け入れます。

・宇宙の豊かな富が私を通して今、流れています。

・宇宙の豊かなる善が今、私を通じて顕現することをゆるします。私の心、感情、肉体、かかわる事柄において顕現することをゆるします。

・私は豊かさを手の上に軽やかに持ち、自由に他の人たちへと流れていくことをゆるします。

こうすることによって、すべての良い事柄が終わることなく豊かに流れていくことを保証します。

・私は豊かさに値する人です。したがって、財政的な機会はすべて私に開かれています。

・あらゆる形の豊かさが、創造主に導かれた完璧な方法でやすやすと私のところに流れてきます。

・私は私の豊かさのすべての源とチャンネル(経路、道)を祝福します。

・私は宇宙の豊かさそのものです。

・私は限りなく豊かです。

・私は人生におけるすべての軌跡と豊かさに感謝します。

以上です。